◆北海道(道南) 気ままな二人旅   

 HSKWさんから旅行の記録を頂きましたので紹介いたします。

 
 皆さんこんにちわ

 先週北海道旅行に行ってきました。会社の同僚と気ままな二人旅です。今回旅行の目的は、
  1. 梅雨の本州から逃れ清清しい初夏の北海道で気持ちと体のリフレッシュ
  2. お金の節約と優雅な船旅をエンジョイするため仙台・苫小牧間を往復ともフェリーで移動
  3. 一口に北海道と言っても広いので「秘境」感のある道南を重点に周遊
  4. 同僚の趣味ダム研究に付き合い(小生はどうでもいいが)一日に一箇所ダムを見学
といったことでしょうか。

 鉄道、特に高速道路休日上限1000円との競合を意識しているのでしょうか、フェリー船内は清潔で、風呂もトイレも気持ちよく利用できました。またラウンジ、レストラン、シアター、カラオケなど施設も充実しておりかつ統一感のある内装演出が船旅を快適にしてくれます。乗船する前に抱いていた印象とはかなり異なりました。

 コースは苫小牧を出発して大雑把に言うと支笏湖、羊蹄山、ニセコ、余市、積丹半島、長万部、洞爺湖(サミット会場になったウインザーホテルがある)函館を経由して起点の苫小牧に戻るというもの。
 
     
 
 行く前はアワビやカニ、うにを豪食してやろうと企んでいましたが、安宿に泊まるとジャガイモやたまねぎはたくさん出されるのですが最後までアワビとカニは口にすることができませんでした。それでも、干物でしか味わったことのないほっけを刺身で食べたり、名前は聞いても忘れるので聞いてないが、多分珍しい海草の酢の物などを美味しく頂きました。ありがとう北海道。

 ところで、積丹半島の積丹岬に到着するとテレビ局の多分バラエティー番組の取材だと思いますが、勝俣某なるタレントと昔アイドルだった井森美幸、使い勝手の良いチョイ悪老人俳優中尾彬などの面々がバランスよく配置された布陣で、村の古老を囲んで談笑したりしているシーンをミーハー的に眺めておりました。その後我々が先行して移動したたうに料理の専門店でも鉢合わせ。ここがいかに辺境の地だということが分かります。もう他に行くところがないのですから。ちなみに放映は何時か分かりませんが、暇なので見ようと思います。

 今回の旅で私的に点数の高かった場所は渡島半島の先端に立地する「恵山」です。直下の海岸の波打ち際には海底の岩の割れ目から温泉が湧き出る露天風呂があり、体験入浴をしました。周囲を簡単に石で囲んだ構造なので波が押し寄せると冷たい海水が流入、良い刺激になります。しかも無料。恵山の標高はたかだか618メートルの低山ですが、山の頂から続く尾根が津軽海峡に突き出し急峻な岬を形成してます。また山腹から立ち上がる噴煙と削り取られたような茶褐色の岩肌は現役の活火山であることを認識させるとともに、圧倒的な存在感で迫ります。展望台までの道は整備されているのでおよそ30分登ってみました。ここから望む景観は息を呑むほど。はるか彼方にうっすらと下北半島や津軽半島が確認できます。先人達はどんな思いを胸にここから海峡に目を凝らしたのでしょうか?

 時間と費用はどうしてもかかりますが、本州にはない魅力が北海道にはあります。なお、重くなりますが写真同送しますので参考にしてください。

 
 
   
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 by HSKW