◆ファミワン 西沢渓谷 

Tokkeyさんから山行記録を頂きましたので紹介いたします。

   
 たまにはということで、うちのおかんと西沢渓谷に行ってまいりました。いつもどおり極早朝発、お昼ご飯はうちでというパターンです。

10月20日(土)5時板橋の我が家出発
         7時20分登山口の駐車場着
         7時30分出発
         9時10分終了点
         9時30分下山開始
         11時駐車場
         13時半帰宅

 中央高速道路は6時までに三鷹料金所を通過し、勝沼ICを9時までに利用すれば高速道路代金がすべて半額です(ETC)。

 秋の西沢渓谷はたいそう人気のハイキングコースであり、特に紅葉の時期は渋滞で動きがとれなくなってしまうこともあるそうです。新宿をいちばんのあずさ利用、塩山から始発バスに乗ると10時すぎから歩くことになりますが、これだと最初から最後まで大人数の中を歩くことになってしまうようです。渓谷の中の道は人ひとりの幅しかないし、前後の状況を把握できない方々が多いため、けっこうストレスがたまるとのこと。そこで極早朝の行動がお勧めです。

 勝沼ICから甲府盆地を北上し、塩山から雁坂峠方面へ快適な道路を進みます。塩山も勝沼も甲州市、この道、秩父往還は山梨市と言うらしいけれど、なにがなんだかわかりません。南アルプス市は悪くないネーミングだと思うけれど、中央市とか甲州市とかうまくないですね。

 さて、広瀬湖というダムをすぎ、道路がループをえがいて中空に浮かぶ手前に西沢渓谷入口の駐車場があります。朝早いせいで、駐車場には余裕がありました。ささっと身支度して出発です。

  

ときわおかん

 30分くらいは笛吹川沿いの広い道を歩きます。西沢山荘という営業休止の山小屋の先からいよいよ渓谷に入ります。ここで吊橋を渡り、東沢と別れます。東沢は興奮の連続ですよ。

滝1

 最初は少し登りです。その後は次から次へと現れる渓谷美を堪能しながら上流へと向かいます。滝とか奇岩とかそれぞれ名前がありますので、そうかそうかと納得しながら歩きます。

滝2

 道は良く整備されていて歩きやすいのですが、ところどころ滑りやすい岩場があります。登山靴でなくともかまいませんが、しっかりした運動靴で歩きましょう。1時間ほど歩いてそろそろ飽きたころ、最後の登りとなって終了点です。

滝3

 そして、終了点のベンチ直前に現れたのは、なんとトロッコの軌道でした。

とろっこ軌道

 おう、なんと!これで木材を搬出していたんだって、それも昭和43年まで。昭和43年、私tookeyは中学2年ではないですか。級友と大山登山に行った年ではありませんか。野歩の会46年卒業の元気組は大学2年ですよね。GWでここに来て、トロッコに乗せてもらったかも知れないではありませんか。何とも言えぬ感動が身体中を駆け巡ります。おう!おう!。

トロッコの由来

 さあ、帰りましょう。帰りは良い道です。何しろトロッコの走った軌道に沿って歩くのです。適度に広く、登りのまったくない道です。ところどころレールが残っています。左に奥秩父の鶏冠山、木賊山などを望みながら気楽に歩きます。この下りの快適さは、tokkey100下山に指定しても良いのではないかと思います。なんともお気楽な下山道。

鶏冠山

 1時間ほどで西沢山荘近くの広い道に出ます。確かにすごい人。お年をめした人や子供も少なくありません。私たちはこのまま帰るから良いけれど、これからの人はきっと大変だろうなあと思いつつ歩きました。

 最後に帰り道です。行きと同じように塩山・勝沼を経て、中央高速経由で帰りましたが、雁坂峠(トンネル)から秩父方面を経て帰ることも可能です。何十年も前から工事が行われていた道で、1998年に開通したものだそうです。私は昨年利用したので、今回はパスしましたが、ぜひ一度は通ってみる価値のある山岳道路です。

以上