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「野歩の会」設立趣意書 （前文） |
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極度に機械化された現代では、人々は自然に接触する機会を失いつつある。
いわば不自然とも思える娯楽の中に埋没してしまっていることは、我々の持つ創造的能力と若々しさを失わせしめるものである。
我々は自然の環境を活動の舞台とし、我々の行動の基本的動作である歩くことにより、自己の能力を大自然の中で試み、心身の鍛錬を行い、規律ある集団生活を営むことによって、健康的な学生生活を築くことを決意し、表面的でない全人格的接触により、裸の人間関係を結ぶことを目指すものである。
我々は以上の目的を遂行するために、同好の士が集まって「野歩の会」を結成し、学内にある既存の社交的クラブとは異なった、真の学生らしいクラブたることを目途とし、諸々の活動を行うことをここに決定する。
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（起草 1965年8月）
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