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@外国製のものが多く、足のサイズ・型に注意しなくてはなりません。
私の所有する3足はすべて米国のモントレイル社製です。また店頭で、最も興味をそそられるのは、やはり米国製のメレル社のシューズです。色使いなど、抜群のセンスがあるように思われます。
先日長女の婿さんと、登山靴購入に出かけました。棚にあったメレルのシューズを取り出し、店員にサイズのあったものを出すよう頼んだところ、まず足を見せるように言われました。靴を脱いでみてびっくりです。足の形がしゃもじそっくりなのです。アメリカ人にはこんなに足幅が広い人はいないでしょう。忘れていました、靴(足)には長さのほかに幅(レングス)があるっていうことを。さらに幅がもっとも広くなっているところがどこであるか(形状)、甲の高さはどうかも問題になります。
まるで魚雷のようなすらっとした足を持つ私には無縁だった「甲高、幅広」の問題抜きに靴を選ぶことはできません。婿さんは店員の指示に従って、シリオ社製4Wという何てことのないシューズを購入することになりました。
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A靴紐がはずれるんです。
私が学生のころの登山靴、靴紐をぎゅうと締めたら夕方まで緩むことなどありませんでした。ところが最近のシューズは、どれもこれも緩みやすいのです。紐の素材がナイロン100パーセントだからでしょうか?何とかならないものかと常々思っています。
私のモントレイル社製の物もこの例にもれません。ただこれは、蝶々結びにした靴紐をもう一回結ぶことで防ぐことができます。ところがどうしたわけか今回のシューズは、この締まった紐が歩いているうちに留め金からすっぽり外れてしまうのです。留め金が浅いのかも知れません。出発時に足首にガムテープを巻くことで解決できますが、これでは色男シューズ台無しという感じです。
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B耐久性に若干問題が…
以前のレポートで、靴底のゴムがどんどん磨り減ってしまうことはご報告いたしました。それは予想の範囲内でして、現在実質5日間使用ですが、ほとんど磨耗は認められず、30日くらいの使用には十分耐えられそうです。
また、雪には弱いのではないかと書きましたが、今年の夏に針の木雪渓で使用した限りでは、そのようなことはまったくありませんでした。ただ注意すべきは、靴底の形状から普通の簡易アイゼンは使用できないという点です。土踏まずのところが独特のカーブをしており、軽アイゼンをカポッとはめることができません。靴全体を包み込むゴムとチェーンでできたアイゼンが便利ですが、さすがに1000円では買えない模様です。
また夏の山行は針の木岳周辺の稜線歩きだったのですが、意外に険しい岩場が多く、靴のアッパー部分が岩に擦れることが少なくありませんでした。私のシューズはこの部分にナイロンのメッシュが使われているのですが、使用後の点検で、なんと小さな「擦り切れ」が見つかっています。
岩場を上り下りする際に、靴が擦れたものと推測されます。小さな擦れであり、とりあえず水が入るとか、大きな破れに発展するとかの可能性はほとんどなさそうですが、まったく想像していなかった事態に少々驚かされています。

写真の中央部が小さな擦り傷です。ラインの上の切れ込みは最初からあったもの。 |
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