◆野歩の会2007年秋の山行のお知らせ

         
日程 10月27日(土)〜28日(日)
目的地 独鈷山・別所温泉
形態 民宿1泊
宿泊 旅館 「晴山
幹事役 常盤(S51年卒)
   


夏の山行のお知らせは、「平成の米騒動」から書き始めました。今回は「東京砂漠」です。内山田洋とクールファイブの「東京砂漠」、覚えてますか?もしくはご存知ですか?

  「空が哭いてる 煤け汚されてひとはやさしさを どこに棄ててきたの
  だけどわたしは 好きよこの都会が肩を寄せあえる あなた……あなたがいる
  あなたの傍で ああ 暮らせるならばつらくはないわ この東京砂漠
  あなたがいれば ああ うつむかないで歩いて行ける この東京砂漠」

 この「東京砂漠」という言葉のルーツは、昭和39年の記録的な水不足です(多分きっと)。そう言えば、いしだあゆみの「砂漠のような東京で」なんて歌もありましたね。私(常盤)は両方ともサビだけ歌えます。歌詞と渇水とは直接関係ないのでしょうが、多分新聞記者の上手な造語だと思われます。
 計算によれば、昭和42年卒業の小野さん、和田さんが2年生、その下の43年卒業組みが1年生の夏ということになりますが、水の豊富な地方出身で、西武新宿線沿線あたりのいわゆる山の手に下宿されていたとしたら、水の確保に苦労されたことでしょうね。私は当時小学校5年生で神奈川県在住でした。相模川水系では相模湖・津久井湖などのおかげで渇水とは無縁でしたが、東京では給水車が走り回り、風呂の水を確保するのに、蛇口を一日中開けておかなければばならない、などのテレビ報道を興味深く見ていたものです。
 奥多摩駅(当時は氷川という名前でした)から30分で奥多摩湖。ここのダムを小河内(おごうち)ダムと言いますが、やはり新聞記者の造語で「しょうがないダム」と揶揄されたくらいで、貯水率数パーセントと底をつきました。当時の河野一郎建設大臣(たぶんそのブレーン)の発案で、利根川の水を荒川に流すといった荒っぽい手段がとられました。
 そして8月20日、朝から200ミリもの大雨が降り、我が家の近所では、お米屋の風呂場に落雷があったのを記憶しています。この大雨で東京砂漠は一息つき、2ヵ月後にめでたく東京オリンピック開催を迎えるのです。
 えっ?何のことかですって?いやぁ今年の夏はほんとに暑かったですね。8月16日に熊谷と多治見で40.9度という最高気温を記録しまして、74年ぶりに記録を塗り替えたと報道されました。たしか最高気温は山形で記録されたはずと調べてみましたが、ありました。1933年7月25日の40,8度がこれまでのレコードでした。野歩の会の皆様は、小学生の時だれもがこの「わが国の最高気温は、北国山形で記録されたものである」を習ったはずです。
 前回、空梅雨の予感を書きましたがそれは見事にはずれました。ただ長雨のおかげで水不足にもならず、困ったのは熱中症で亡くなった人が多数出たことと、あとは野菜価格の高騰くらいですみました。私たちの夏の山行は怪我人続出ながら、天候が安定していたために重大な問題はおこさずにすみました。以上、長い前振り失礼しました。
 10月の最終週に「秋の山行」を実施します。今回は信州上田郊外、塩田平の別所温泉です。登る山は独鈷(とっこ)山という地元の名山ですが、山登りはハイキング程度、メインは温泉・松茸・新蕎麦、それに歴史散歩です。さらに佐久の地酒「千曲錦」も追加しましょう。

<行動予定>
10月27日(土)
 正午別所温泉集合 池袋7時55分発のバス、もしくは東京9時20分発の新幹線が便利です。もちろんマイカーでも結構です。
 この日は別所温泉の歴史を堪能し、夕方からは3ヶ所の共同湯を梯子、さらに宿では松茸料理に舌つづみをうってください。この時期の別所温泉は地元産松茸でたいそう有名であり、東京などから観光バスを連ねて続々とやって来るそうです。ちなみにgoogleで「温泉 松茸」をキーワードで検索すると、上位に別所温泉が並んでいます。
10月28日(日)
 温泉を早めに出発して地元の名山独鈷山に登ります。なんでも弘法大師が仏前に使う道具、独鈷杵を埋めたからこの名前がついたそうで、それってなんだかわかりませんが、とにかく歴史のある山で偉いのです。山の姿は尖ってギザギザでかっこ良いです。3時間くらいのハイキングですから安心してください。展望ソフト「カシミール」によれば、白馬岳から鹿島槍が岳にかけての後立山連峰、剱岳、立山、さらに槍ヶ岳、穂高岳が一望できます。
 下山したらひとふろ浴びて、上田電鉄にとことこ乗って上田に行き、信州新蕎麦を食べて、上田城とか真田記念館を見学し、新幹線か夕方のバスで帰ります。
以上、メインは温泉・松茸・新蕎麦・歴史散歩ですから、ご自身の都合で、どこをどうカットされてもかまいません。もちろん、いつものようにドタキャン可です。どうか安心してください。

<費用> 
松茸特別料理にしてもらって宿代10.000円で交渉成立しました。

<旅館> 
晴山」という名前の旅館です。自慢ではありませんが、別所温泉でいちばん安い宿です。となりの観光ホテルと比較してはダメですよ。普段の料金は6.300円です。

<交通> 
バスだと東京から往復6800円で安いです。新幹線だとほぼその2倍です。今回はマイカー乗り合いは企画しません(帰りの新蕎麦には絶対お酒ですから)。夏の山行同様、バスチケットの手配をする予定です。

 いつものように、参加できるかもしれない程度であっても幹事までご連絡下さい。締め切りはいちおう9月末まで。メールの返信、電話、FAXいずれでも結構です。迷惑がかかるから予定がはっきりするまでペンディングなんて言わないで!お願いします。奥様、ご主人、お子様、お孫さん、お友達、みんな誘ってください。
連絡・お問い合わせは幹事常盤まで。メールが一番便利です(進行を連絡します)。
事前のアンケートですでに7〜8名参加希望が入っています。宿は貸切になる予定。