◆野歩の会 2009・夏の山行報告

         
日程:平成21年8月12日〜16日
 
参加者
行動
リーダー
和田(則)
行動
サブリーダー 
田中 
会計  北島 
企画  常盤 
  和田(篤)、中村(一)、中村(純)、阿部、水堀(勤)、水堀(雅)、茂福、三木、石井、斉藤(隆)、斉藤(恭)、浜田、大村、武田、西塚 
   


〜まずはアクシデントについて〜
 
  
  • 8月13日朝、中村(一)さんが歯痛のため、登山断念を申し出ました。民宿に滞在して、八方尾根・遠見尾根など散策されたのですが、最終日に見事復活されました。
  • 8月14日午後、水堀(雅)さんの調子が極端に悪くなりました。終日晴天であり、スタートが遅かったため、熱中症にかかったものと思われます。当日は夕食を食べられませんでしたが、翌朝には回復しました。対処方法は言われているとおり水分の適当な摂取です。普段からお花摘みの練習をしておくと万全なのですが…。
  • 8月15日午前、石井さんが歩行中につんのめり、額を木の根に打ち付けました。うっすらと出血しましたが、消毒シートで処置しました。患部はその後たんこぶになりました。何でもない場所でのことですが、危険はどこにもあります。
  • 8月15日午後、大村さんが足の不調を訴え、スピードダウンとなりました。穏やかな柏原林道の下りでしたが、ずいぶんつらい思いをされたようです。まあ中高年登山隊ですから、足が痛くなって遅くなる人が出ることくらい、最初から想定しています。
  • 8月15日夕方、花火大会からの帰り、常盤は酔ってふらふら注意散漫になり、車道と歩道を分ける分離帯に脛からぶつかり、前方にジャンプしました。右手・右脇腹・左膝で着地し、それぞれ青あざを作りました。分離帯をなくしてもらいたいものです。
 というわけで、大きな怪我もなく、皆さん無事に山行を終了することができました。



@ 8月12日の行動 
    電車・マイカーなどで民宿「やまく館」に10名がそろいました。夕食後、21時ころに就寝しました。別に5名が都内19時集合、中央道・圏央道・関越道・上信越道と乗り継いで長野へ。ここからオリンピック道路で木崎湖まで1時間、23時民宿着。先着の誰もが寝てしまっていて、ちょっと寂しかったです。  
   
 


A 8月13日の行動 
 
    6時に朝食後、6時40分出発。中村さんを除いて14名、扇沢で水堀さんご夫妻と合流し、16名がそろいました。武田さんが差し入れを用意して待機して下さったそうですが、残念ながら気づきませんでした。

 出発時には雨が降り出していて、雨具着用のスタートです。非常に蒸し暑く、大汗をかきました。1時間少々で大沢小屋、ここで一息ついて針の木雪渓へ。連日の雨で雪渓は小さくなっており、雪の上を歩いたのは40分足らずでした。最後の源頭部の急登をおえて、針ノ木峠・針の木小屋に13時25分到着。 
   
   
 小屋はそれほど混雑していなかったため、雨と汗でびしょ濡れでしたが、それほど不快ではありませんでした。ひとり一畳の3分の2くらいのスペースがありました。夕食・朝食ともに美味しかったです。 
   
 


B 8月14日の行動 
 
    4時ころ目覚めて部屋の窓から外を見ると、なんと鹿島槍様ではないですか。雲海の上に双頭を出しています。晴天です。
   
 
   6時10分、空身で蓮華岳へ。およそ30分で広く平らな頂上部分に達します。コマクサの大群落を左右に、ぶらぶらと歩きました。くさい言い方ですが、雲上の楽園と申し上げておきます。今回の山行で最も印象深い山頂でした。
   
 
   針の木小屋に戻り、食事後いよいよ縦走に出発なのですが、時刻はもう9時になっています。針の木岳まで1時間、さらにスバリ岳まで1時間。思ったより険しい縦走路が続きます。時間がどんどん過ぎてゆきます。早朝からの行動で誰もがへばってきました。
   
 
   ようやく赤沢岳を越えて鳴沢岳の手前、時刻は15時20分。このままでは予約の新越山荘到着が17時ころになってしまいます。携帯は電波状態が悪くて通話不能です。ここで一昨年の名誉挽回、三木・浜田の二人に先行隊として小屋に走ってもらうことになりました。ただ、和田行動リーダーは、念のため田中行動サブリーダーの同行を求めました。先行隊は16時到着、残された本隊は予想通り17時17分に到着しました。
   
 
   新越山荘は、種池山荘から2時間ほどの場所に位置しています。扇沢から柏原新道を登った場合、種池山荘に泊まるか冷池山荘まで足をのばす人がほとんどです。新越山荘は小さな小屋ですが、たいていはすいています。今回も我々16名を含めて30名程度の宿泊客でした。
   
 
   前日の針の木小屋で頼んだ弁当(昼食)は、コンビニの梅干おにぎり2個、それも多分冷蔵保存してあったらしく、ぼろぼろごはん。それに大根の漬物少々、佃煮ひとかけら、それで800円という信じられないほどひどい物。新越山荘では、おにぎり弁当650円とちらし弁当800円の選択ができました。全員ちらしを選択、翌日食べましたが、たいへんおいしかったです。ちょっと量が足りなかったようですが。 
    


C 8月15日の行動
  
    5時58分出発、岩小屋沢岳を越えて8時58分に種池山荘に到着しました。ここでA班、B班、C班に分けます。A班はそのまま下山、B班は爺が岳登山後ゆっくり下山、C班は爺が岳に駆け登り、駆け降り、柏原新道でA班に追いつこうというものです。まずA班が下り始めます。あとでお会いしましょう。C班が早足で爺が岳に向かいます。そしてB班がゆっくりとスタートです。
 
  
   さてC班が予定通り爺が岳を往復し、種池に戻ってくると、なんと中村(一)さんがいるではありませんか。歯痛から復活してひとりで登ってきたそうです。良かった良かった。しばらく歓談し、B班の到着を待って下ります。ブインブイン飛ばして下りました。予想通りA班に追いつき、扇沢で2時間ほど待つとB班の方々が元気に(そうでもない人もいましたが)下りてきました。 
   
 
   全員が民宿にそろい、風呂に入ったり庭先でビールを飲んだりしていたところ、西塚さん(S46卒)がやってきたのです。西塚さんは、旧友たちに会うだけのためにお見えになったようです。しばらく楽しくお話をうかがって、お帰りの西塚さんをお送りしました。  
   
 
   夕食後、最後のお楽しみである木崎湖花火大会に繰り出します。民宿から数分の木崎湖畔は若者でごった返していました。19時から灯篭流し、そして20時からお目当ての花火大会です。至近距離から打ち上げられるため、迫力が違います。頭上から花火を被っていた紙片が舞い降りてきます。21時終了、ぞろぞろと宿に戻りました。 
   
 


D 8月16日の行動
  
    5時ころ起床、6時すぎに朝食。渋滞に会わないよう7時半には出発します。長野〜上信越道〜関越道経由は渋滞なし、中央道経由は10分の渋滞でした。だいたいお昼には帰宅し、午後は洗濯・整理で過ごした方も少なくないようです。これで今回の日程はすべて終了。大きなトラブルもなく、楽しい5日でした。また来年の「夏の山行」を楽しみにしています。  
  


  
 
 
 
 
                      

常盤 豊(S51)