◆自主ワン「奥多摩・御岳山」報告


 日程:平成22年4月3日(土)曇り空(肌寒い) 

 参加者:阿部、佐藤、平石、三木、斎藤ご夫婦、
      常盤、浜田、北島、和田(則)
     
 



  • 前日の「晴れのち曇り」の天気予報と異なり、どんよりした曇り空。空気も冷たい。下山後にやっと青空が覗く、早春の山歩きとなった。
  • JR青梅線沿線は青梅付近まではサクラ満開であったが、以遠はつぼみのまま。
    駅前から寸庭橋までの民家庭先にはハナダイコン、フキ、モモの花が咲いていた。橋を渡り鉄五郎新道を目指す。標識はない。沢沿いの枝落としされた植林の間を巻いて行く。MK氏の好奇心は尽きることなく、冬眠中のカエルを見つけ出し、木の枝で引きずり出そうとした。女性群の「かわいそう」の一言で決着。
  • 海沢沿いの植林は行けども行けども水平道で、高度を稼ぐことがない。道を間違えたかと心配になったころ、突如として廃屋のような金比羅神社が現れた。神社には先客パーティ。我々より10才ぐらい年配のサラリーマンOBG10名パーティ。滝が見えない「滝見台」で、黄花をつけ始めたヒカゲツツジを見てから、いよいよ急登の山道に入った。すぐに、イワウチワの群生地となり、各自カメラを出して撮影となったが、足場の悪い急斜面に群生しているため、思うように任せない。
  • そこを抜けると痩せ尾根気味となり、強風で倒れた大木の根っ子を越える。一時日差しが出て期待するがすぐに曇り空に戻ってしまった。2つ目のイワウチワの群生地で日差しが当たり透視光で薄ピンクの花びらが美しい。
  • 標高848mの広沢山に到着。東半分は植林。西半分は落葉樹林で、谷を挟み鋸山、御前山とそれらに繋がる稜線が望める。いくらか風があり肌寒い中、昼食タイム。広沢山からはなだらか道で大塚山に出る。電波塔が設置され一般コースと合わさる。
  • 落葉樹林のダラダラ道の先は富士峰園地のカタクリ群生地で、つぼみをつけ始めていた。あと7日から10日で満開か。御岳山の山頂街で、ビジターセンターに寄り、展示中の大きなこんにゃく球にびっくり。りっぱな宿坊の連なる細い山道を登り山頂神社まではかなりのアルバイト。
  • 下りは御岳山の裏参道コース。命名のとおり歩きやすい緩やかな山道だった。大楢峠までは落ち葉を敷いた、いくら歩いても決して下ることのない水平道。途中の落葉樹の斜面には、これからつぼみをつけるカタクリ、ニリンソウ、ハシリドコロの群生が見られた。花は2週間後か。
  • 水平道に飽きた頃やっと大楢峠。水平道では眠りそうになった。峠からゆったりとした下りになる。歩きやすい。下山口の奥多摩霊園に到着すると、間近かで鶯のさえずり。「もえぎの湯」を省略し、タクシーを呼び奥多摩駅に出た。勿論、余裕をもって立川駅周辺で反省会を持つため。
  • 鉄五郎新道には標識はない。登山口はわかりにくい。新道に入ってしまえば迷うことはない。2、3パーティと出遭う。裏参道ではトレイルランナー1名とすれ違う、春間近か静かな1日でした。
 
 広沢山山頂にて
                      

和田(則)