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気象庁は、2月25日(金)、関東地方に春一番が吹いたと発表しました。そしてその翌日(26日)、予定通り、筑波山ハイキングを実施しました。杉の林はその生命力を見せつけてくれました。
秋葉原7時24分発のつくばエクスプレス快速電車に乗る。つくば駅に8時すぎに着いて、8時半のバスに乗る。筑波山神社入り口バス停に9時すぎに到着し、筑波山神社わきの登山口を9時半ころ出発する。男体山・女体山の間にある御幸が原に11時ころ到着する。御幸が原から男体山往復に30分、女体山まで15分。筑波山神社までの下山に1時間少々、1時半ころ下山するというものでした。
筑波山神社の脇から御幸が原までケーブルカーが利用できます。たった7分で登れます。また、神社から2キロほど離れたつつじヶ丘から女体山までロープウェイが架けられており、こちらも数分で頂上直下まで運んでもらえます。つつじヶ丘〜筑波山神社間は徒歩30分ほどですが、バスの利用が可能です。
秋葉原からつくばエクスプレスの電車に乗ると、およそ40分でつくば駅に到着します。駅前から30分おきに直通バスが発車しており、とても便利です。つくばエクスプレスは片道1150円、バスが700円です。往復3700円とちょっとお高い。また筑波山きっぷというパスがあり、こちらは4300円ですが、電車・バス・ケーブルカー・ロープウェイ乗り放題、食事・入浴・おみやげなど10パーセント割引というもの。
7時10分ころ、秋葉原駅の地下深く、つくばエクスプレスのホームに到着します。いつものとおり先頭車両かぶり付きに集合。阿部佳代子さん、佐藤さん、平石さん、松田さん、和田さん、生田さん、阿部博昭さん、常盤の8名。途中から三木さん、斉藤さんご夫妻が乗り込んできて11名。さすがは新しい路線であり、ほとんどが高架、ときどきトンネル。通過駅のホームには防護柵が完備しているため、駅の手前でスピードを落とすことがありません。カーブ径も大きく、路盤もしっかりしているため、120キロという高速をずっと維持して走ります。揺れません、乗り心地GOODです。
つくば駅でバス発車まで20分ほどあるため、コンビニで買い物、ご不浄など余裕を持って可能です。8時25分、あと5分でバス発車、いよいよツクバへGO!。みんなそろってるよね。あれれ?IKTちゃんがいないじゃないの。28分(あと2分)、29分(あと1分)、あせってケータイに電話すると、「ただいま電話に出ることができません」のメッセージ。IKTちゃん、またか、やってくれちゃったか。しかたない、おいていこう。そして、29分30秒、お腹をあさえながら駆けてくる姿がありました。あっちで断られ、こっちはまだ使用できない状態で、本望を果たせないままバスに乗車となったようです。機嫌悪い。
なお、つくば駅でバス待ちの時に西山さんから連絡あり、まもなく筑波山の駐車場に着きますとのこと。予定通り、筑波山神社で落ち合うことにします。大芝さん親子はひとつ前の電車で筑波山神社付近に到着し、帰りの温泉と反省会の食堂を物色してくれています。というわけで、9時20分ころ当初の11名と大芝親子・西山ファミリーの17名が筑波山神社に集合しました。
西山ファミリー、年齢不詳ですが若くきれいな奥様と5才のMちゃんと3才のKちゃん姉妹。当然ケーブルカー利用です。車で参加なので乗車券を買わなきゃ。いやちょっと待った!筑波山パスを持っている方から使いまわしです。正確には不正乗車ですが、どうかご勘弁を。
ケーブルカー駅のとなりから登山道が始まります。筑波山神社300メートル、御幸が原800メートル、標高差およそ500メートルです。40分で250メートル登って10分休憩、もう一回40分登れば御幸が原です。休憩中にケータイがリリン。おう、鳥谷君たちではないですか。筑波山神社の近くだそうです。ケーブルカーに乗れば、11時にちょうどぴったり御幸が原だね。
この登山道は、古くからの表参道と思われます。非常に良く整備されていて、なんの心配もないのですが、傾斜がけっこうきつい。下部は岩を踏みながら、上部は階段が続きます。気温は5℃くらいなのですが、陽があたって暑い。御幸が原の建物が見えてきました。そしてひょいと登りつくと、さっき別れた西山ファミリーと鳥谷ファミリーが待っていました。
まずは男体山。堅い岩がゴツゴツしていて登りにくい。3才、5才ならなおさらです。西山Kちゃんは徒歩3分で「もう限界!」だそうです。鳥谷Sくん(5才)はピョンピョン飛んで歩きます。Aくん(2才)はお母さんが背負います。男体山は、頂上に社と使われていない観測用建物などがあり、頂上らしい場所がありません。早々に下ります。
ふたたび御幸が原から、こんどは女体山。こちらは緩やかな登り坂。途中、望遠カメラを構えている人たちがいます。なんの撮影かというと野鳥なのだそうでした。「ジョウビタキ」というかわいらしい野鳥が見られるのだそうですが、さっきのIKTさんからは「なあんだ、小さなスズメじゃないの」とスッパリ切り捨てられました。
女体山は巨岩の積み重なった好ましい山頂なのですが、この日は混雑していて長居はできません。シーズン中の槍ヶ岳みたいです。いちばん高いところ、順番に写真をとるなどして戻ります。頂上から50メートルほど戻ったところに小さな広場があり、そこで集合。60才以上とファミリーはロープウェイかケーブルカーで、それ以下は歩いて下山。
下る途中で大芝親子の会話が聞こえてきます。おとうさん、どうして男体山、女体山なの?そりゃあな嶺花、伊邪那岐命とな、伊邪那美命がな、夫婦和合でな・・・。父から小学6年生への説明でしたが、そこから先は良く聞こえませんでした。嶺花ちゃん、わかったかな?
下山道、まずは脳天逆落としのような急な道。AB先輩(ロープウェイ組)が下っていたら怒るだろうなあ。一生怨まれそうだなあ。しばらくすると大仏岩、北斗岩、裏面大黒岩。さらに出船入船岩、母の胎内めぐり、高天原、弁慶ノ七戻り岩。いろいろないわれがあり、なかなかのワンダーランドです。弁慶茶屋跡でつつじヶ丘方面への道をわけて、だんだん緩やかになっていく樹林をいきます。パワースポット、気分良い。
1時25分、予定通り筑波山神社に下山。神社の中で、ガマの油売りが始まるところでした。私は、ビールで反省に目がくらんですぐとなりの神田家という食堂へ。お昼過ぎなのにすいています。先に下山して、ホテル青木屋にて入浴された皆様方もまもなく合流しました。今回も20名近くで反省会。4時のバスは満員で、ほとんど国電並みでした。無事に5時につくば駅に到着し、夕闇せまるつくばエクスプレスで帰路に着いたのでした。
春一番の翌日、2月も末ということで、ついに花粉症季節入り。ほぼ全員が鼻をひくひくさせ、三木先輩が50回ほどくしゃみ、松田先輩も目薬。その中ワタクシ、くしゃみおよそ3000発、目からは湧き出すような涙、顔は刺激で真っ赤っ赤。まあ毎回のことで反省でもないのですが、これから1ヵ月は登山不適であることを、あらためて思い知らされたのでした。
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筑波山ケーブルカー
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御幸が原で全員集合
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男体山付近の岩場
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女体山頂
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巨木
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下山途中休憩
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ガマの油売り
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筑波山神社で
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常盤 |
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