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(常盤さんの記録その1・夜行組編、和田さんの記録その2・金沢編とあわせてお楽しみください。)
- @ 前泊組の報告(23日出発〜24日金沢宴会合流まで)
ゆっくりとした行程で山に登りたいと思い、白山の登山口近くの市ノ瀬の永井旅館に
前泊を決めていたのは東京方面から鈴木さん・阿部さん・佐藤さん・斎藤(恭)
関西から篠原さんの5人。
予定では、東京8時前の新幹線で越後湯沢へ、乗り換えて金沢着12時頃、
そのあとJR・私鉄・バスを乗り継ぎ白峰温泉へ、そこから宿のお迎えで目的地には
15時頃到着(公共交通機関を使って行くにはこの時間のみ)。
温泉につかり、たっぷり睡眠をとって明日からの登山に備えるつもりでした。
しかし、予定が狂い始めたのは直江津に着いたころから。
金沢付近での大雨のため動けない電車がこの先の各駅で停車中とのこと。
ひと駅ごとに2〜30分の停車を余儀なくされ、結局2時間以上の遅れで金沢に到着。
そこで関西から予定通り来られ、長時間お待たせした篠原さんとやっと合流できました。
その日は金沢泊にしようか迷ったのですが、雨も小降りになり、永井旅館からタクシー会社
も紹介されたので、鶴来からタクシー(白タク)をチャーター。
アルバイトの農家のおじいさんの運転で宿に着いたのは午後6時半でした。
宿では、湯沸かし器が故障のため、ぬるめのお風呂でしたが汗を流し、おいしいお酒と
夕食をいただいて、雨の音をききながらもゆっくり休めました。
翌朝、雨が止み始めたころ、夜行組から連絡が入り、白峰温泉と市ノ瀬の区間が通行止め
になっていることを知りました。いつ開通するか見込みが立っていないとのこと。
登山口に行くシャトルバスも上がってこなので、動きたくても動けず、ただ開通を待つのみ。
天気は青空が見えるまでに回復していて、十数キロ下の白峰温泉まで夜行組と金沢泊組が
来ているというのに・・・
白山の稜線らしきものが遠くに見え、男性二人は旅館裏山の見晴台までミニ登山。
やがて下で待機の8人は登山をあきらめ、金沢での宴会にきりかえると連絡が入り、
開通したらすぐに宿の車で白峰温泉まで送ってもらえることを確認して待つこと2時間。
11時過ぎに開通、宿の車、昨日の白タクを乗り継いで金沢へ。
2時半、やっとのことですでに出来上がっていた皆さんと合流できたという次第。
白山登山は残念でしたが、秘湯の永井旅館にゆっくり泊まれたこと、タクシーを待つ間に
趣ある白峰温泉街を散策できたことは大変よかったと思いました。
でも白山は本当に遠かった!!
- A 白川郷おまけ旅(25日昼過ぎ〜26日)
これも予定では、アキレス腱切断で断念された中村さんと奥様を含む前泊組の7人は、
登山翌日室堂で本隊と別れ、平瀬道を岐阜側に下り、大白川からタクシーで平瀬温泉経由
白川郷へと向かうことになっていました。
予定はいろいろなことで変更となり、結局女3人、25日(日)6人で金沢観光後、
昼過ぎのバスに乗り白川郷へ向かいました。
生憎夏休み最後の日曜日、着いたときは観光客の多さと午後の照りつける太陽が予想外。
でもここでの1泊が大正解でした。
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夕方の斜光に浮かび上がる合掌造り、朝もやの中の静かな白川郷は、日帰りでは決して
味わえない風情がありました。
というわけで、旅館で温泉にもつかり、おいしい日本酒や飛騨牛もいただいて大満足。
さらにここまで来たのだからと、帰りは高山に出て古い町並みを歩き、名古屋経由で
東京に戻りました。
山行断念でも大いに楽しんで今回の旅を終えた3人でした。
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以 上 |
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