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(白山撤退までの行動については常盤さんの記録その1・夜行組編を、白川郷に向かわれたメンバーの行動は斎藤さんの記録その3・前泊組編をご覧ください。)
さて、帰京を決めて15時頃に金沢駅に向かった3名。ところが、しばらくして大芝さんが照れながら宴会場に戻ってきました。慌て者のようで、誤って他人のザックを担いで駅に向かい、気づいて戻ってきたとのこと。それにしてもよく似たふたりのザックでした。
夕方、腰を上げ、鈴木さん、平石さん、三木さん、斎藤(男)さんの4人は、お店の紹介のカラオケ店に勇んで向かいました。翌日話を聞くと、そのあと飽き足らず2軒目へ。夜の金沢はとても楽しかったとのことです。
カラオケに向かう気力も関心もない「残り大勢」は、宿としたapaホテルでチェックインし、駅ビルで蕎麦を食べ、部屋に入りました。ツイン部屋は狭かったのですが、大浴場が広く気持ちよく、屋外の露天風呂は極上で、慌ただしかった1日の疲れを取ることができました。
翌日は朝早く起こされ、朝一番で帰京することを決めた平石さん、三木さん、斎藤(男)さんの3名を見送り。外は曇り一時雨のような空模様。「残りの大勢」はだんだんと少なくなりましたが、駅ビルのカフェで朝食。旅行に来た気分です。
食後、沼田さんは、乗ってきた車で能登半島一周の旅へ、翌日は金沢へ戻り市内観光を予定。市内観光は23kmも歩いて、めぼしい場所すべてを見て回ったそうです。昔の体力いまだ衰えず。
「残り大勢」は男3人、女3人となりました。6人はバスで「兼六園」に向かい、朝の人の少ない庭園を散策。空は晴れてきて、私は大気を胸いっぱいに吸って、アルコールを抜きました。
庭園一帯は芸術・学術の森で、隣の「県立博物館」に入り、古九谷焼を鑑賞。九谷焼と異なり興味を掻き立てる陶芸品の数々。またその隣の、現代芸術の「21世紀美術館」へ。
女3人は、昼過ぎにバスで白川郷に向かうので、香林坊の交差点で別れました。鈴木さん、篠原さん、私の男3人は浮草のような予定だったので、篠原さんのナビで、粋な居酒屋が軒を並べる「木倉町通り」に迷い込み、昼下がりを残念がり、「長町武家屋敷跡」をぶらぶらしました。萩の武家屋敷跡に規模は見劣りしますが、見ごたえはあります。洋式と漢式と和式が混合した山門をもつ「尾山神社」を見て回り、最後に目的地、金沢の台所、「近江町市場」で山盛りの海鮮丼を食べました。満足した市内観光となりました。白山は残念でしたが、戦災被害を受けてない金沢の町の素晴らしさに驚き、それぞれ帰路についたのでした。
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以 上 |
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