◆平標山登山報告   

  常盤さんから6月の山行の御報告を頂きましたので掲載いたします。

 

日程:平成26年6月14日(日帰り)

メンバー:中村、阿部、佐藤、三木、平石、沼田、高安(沼田・妹)、北島、生田、常盤、常盤佳



 およそ1週間続いた梅雨入り第一波、6月・7月を合わせた雨量だったそうです。これから8月まで毎日晴天でも、水不足にはならないですね。早く梅雨明けにならないかしら。今回の平標山登山、計画を立てたのは5月初旬でしたが、まるではかったかのように、梅雨の中休みとなりました。

 東京6時36分発、または7時00分発の新幹線に乗車し、8時過ぎに越後湯沢駅前に集合しました。8時20分発のバスに乗車です。平標山登山口バス停に8時54分到着、マイカーで参加の沼田先輩兄妹と合流しました。参加の陣容からして、めずらしくもノープロブレムの集合でした。ただし、沼田先輩は突然の膝痛、一人でドライブに変更しました。

 上毛高原では晴れていましたが、越後湯沢は雨模様。道路は濡れていて、少々寒いです。ただし、歩きはじめの時間、降雨はありませんでした。行程は、大きな鉄塔(ここまで1時間)、松手山(1時間)、平標山(1時間弱)。頂上から仙ノ倉山方面10分くらいの鞍部にお花畑があるので、ここに寄り、平標山の家(1時間弱)経由で下山(2時間)の予定でした。

 15時50分発のバスに乗って越後湯沢に戻り、江神の湯で汗を流し、すぐ隣の居酒屋で17時から反省会。大人数なので、反省会も予約を入れます。さて、予定通り進んだのでしょうか。

 9時過ぎに出発、そうはいきません。あれやこれやで9時20分。鉄塔まで1時間、そうはいきません。健脚とそうでもない者の差が出ます。途中で休んだり、驟雨にあって雨具を着たり、2時間近くかかりました。

 樹林帯を抜けて、松手山の登り、ひたすらの階段でした。「天にも昇るような心地よさ」、はるか昔、先輩がおもしろい歌を教えて下さいましたが、苦しくて、もう昇天しそうです。さらに、松手山から平標山まで、下から見た限り平らのようでしたが、やはり地図のとおり、登りが続きました。

 平標山、13時過ぎ。ちょっと下れば目的のお花畑です。しかし、そこから頂上に戻ってきた人から大雨の情報、「ほんの10分か15分なのに、ずいぶん違うんだね。お花畑はきれいだったけど、豪雨だったよ」。時間も遅くなっているし、午後の雷雨も怖いし、お花畑は、あっさりカット。平標山の家へと下ります。

 整備の行き届いた、木の階段を下ります。滑りにくい、良い階段でした。平標山の家でひとやすみです。すでに14時を過ぎているので、予定のバスには乗れません。タクシーを呼ぼうとしましたが、電波の具合が悪いです。ところが霧が一瞬晴れ、三木先輩の携帯が奇跡的につながりました。まずは沼田先輩と連絡を取り、ジャンボタクシー1台予約です。

 14時半、最後の下山開始。タクシーの予約は16時15分です。なかなか辛い道で、やはりスピードがあがらず、最後の林道歩き1時間予定も、15分ほどオーバーでした。16時50分に駐車場着。遅くなったから温泉は省略、居酒屋直行です。17時の予約でしたが、ほんの15分遅れただけで入店できました。本当は、旬の山菜料理を食べたかったのだけれど、適当な店が見つからず、まあ普通の居酒屋でした。19時過ぎに反省会を切り上げ、19時34分の新幹線に乗車。22時ころには家に帰り着くことができました。

 今回の、最大の懸念は天候でした。西から進んできた低気圧が、列島南海上に2日も3日もへばりついていました。前々日には、熱帯低気圧が発生しましたが、これが速度を増して前線を蹴散らしてくれました。ただし、朝鮮半島方面から上空に寒気が流入し、当日はこれによって不安定な天候となりました。雷が発生すると、逃げ場のない稜線なので懸念しましたが、幸いなことに発生はありませんでした。

 地方のバスはどこもそうかと思いますが、越後湯沢からの乗り合いバスもガラガラでした。私たち9名と、その他10名くらいです。登山口の駐車場には、多くのマイカーが止まっています。マイカーのほうが安くて便利なのでしょうが、新幹線+バス、しかも帰りはタクシー利用。私たちって(計画を立てた私って)ずいぶんなお金持ちのような気がします。

 最後に高山植物です。ハクサンイチゲ、チングルマ、シラネアオイ、ショウジョウバカマ、イワカガミ、ワタスゲ、ムラサキヤシオ、アズマシャクナゲ…、まあまあかな。残念ながら感動はありませんでした。山頂から10分下るのをやめた、私が悪いんですよね。


写真はこちらです。

  以 上