◆野歩の会2014年夏の山行  

  夏の山行のご案内がありますのでご連絡致します。
  (本件は、常盤さんからのメーリングリスト[yabo.1052]とほぼ同じ内容です。)

 
 まだ5月中旬ではありますが、夏の山行のお知らせです。例年通り、8月上旬に実施する予定です。近年、山小屋宿泊には、予約が必須となりつつあります。10名以上の場合は、「一晩に一団体しか受け付けない」といったケースも見受けられます。参加を募ったのに宿泊ができないといったトラブルを防ぐため、早めの予約をしたく、皆様のご協力をお願い致します。

 5月中には山小屋の(仮)予約を致します。その後の変更、キャンセルなど、あたりまえのことですが、まったく問題ありません。よろしければ、とにかく急いでご連絡ください。メールもしくは電話で、常盤までお願い致します。

 日程が長くなってしまうというきらいがありますが、とくにA班(B班もそれほどではないつもり)は、ゆったりした山行が楽しめるものと確信しています。

 費用について、最長5泊もするのですから、ずいぶん高くなってしまいます。山小屋の宿泊費は、一泊2食9000円くらい、最後の民宿は8000円くらい、プラス往復の交通費です。B班に参加、初日は夜行バス、最終日は直帰とすれば、いくぶんかは安くなります。年に一回のことですので、どうかご理解のほど、お願い申し上げます。

 さらに、参加者の年齢などを考えると、このような大がかりな山行計画は、これが最後になるのではないかと思われます。多くの方々が参加されることを、期待しています。


A班(CL:平石充、SL:三木洋)
 ゆっくりした日程で、雲ノ平周辺を堪能します。
 8月6日 信濃大町周辺にて前泊(夜行バスの利用も可)
 8月7日 高瀬ダム〜ブナタテ尾根〜烏帽子小屋〜烏帽子岳散策〜烏帽子小屋泊
 8月8日 〜野口五郎岳〜水晶小屋〜水晶岳往復〜祖父岳〜雲ノ平山荘泊
 8月9日 〜鷲羽岳〜三俣山荘〜三俣蓮華岳〜双六小屋泊
 8月10日 〜鏡平〜新穂高温泉泊(宿泊せずに直帰も可)


B班(CL:常盤豊、SL:田中亨)
 A班の短縮版、雲ノ平には行きません。A班より一日遅れの出発です。
 8月7日 信濃大町周辺にて前泊(夜行バスの利用も可)
 8月8日 高瀬ダム〜ブナタテ尾根〜烏帽子小屋〜野口五郎小屋泊
 8月9日 〜水晶小屋〜水晶岳往復〜鷲羽岳〜三俣山荘〜三俣蓮華岳〜双六小屋泊
 8月10日 〜鏡平〜新穂高温泉泊(宿泊せずに直帰も可)


 A班は、「雲ノ平をゆっくり楽しみたい」というご要望から企画しました。雲ノ平は北アルプス最深部に位置しており、どこからアプローチしても途中一泊が必要です。雲ノ平に向かうのに、@新穂高温泉から双六小屋経由、A富山から太郎平経由、B信濃大町からブナタテ尾根経由、この3つのルートが考えられます。@には温泉があり、宿泊施設も充実しているため、下山に使う予定です。Aは最も楽なコースですが、初日・2日目にピークがなく、若干面白みに欠けると思われます。そこでBの信濃大町・ブナタテ尾根コースを選択しました。平石、三木両リーダーのご希望でもあります。

 このコースの核心部は、ブナタテ尾根の登りです。かつて、アルプス3大急登と呼ばれて、恐れられていたコースです。しかし現在は、七倉から高瀬ダム上までタクシー利用が可能になり、つらい林道歩きがカットできます。登山口から実質1200メートルの登高であり、登山道も非常に整備されているため、認識は改めるべきと考えます。ちなみに同じ3大急登と呼ばれている合戦尾根ですが、中房温泉から燕山荘までの標高差が1250メートルであり、標高差はこちらのほうがブナタテ尾根より大きいのです。合戦尾根より、ブナタテ尾根のほうが楽?、まあ、大差ないとだけは言えそうです。

 翌日以降は、なかなか行けない北アルプス最深部のジャイアントを踏破します。水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳など。ただし、水晶岳の往復をカットすることが可能であり、鷲羽岳、双六岳には頂上を経由しない巻き道があり、参加者の状況での判断が可能です

 今回のリーダー、平石充さんと三木洋さんは、ご存知の通り、無茶な飛ばし方などとは無縁です。どうぞ、安心してご参加ください。


 B班は、一般的な裏銀座縦走です。初日のブナタテ尾根ですが、取り付きから4時間程度で烏帽子小屋到着と考えています。11時ころ、万一遅くなってもお昼には烏帽子小屋です。

 ここから3時間半ほどの稜線歩きで野口五郎小屋です。ブナタテ尾根で、思いのほか消耗した場合、烏帽子小屋に宿泊を余儀なくされます。この場合でも、翌日の行程が若干厳しくなりますが、早朝出発で双六小屋まで、まず問題なく歩きとおせると思います。


 最終日、A・B両班いっしょに下山しましょう。新穂高温泉まで6〜7時間。お昼ころには下山できると思います。下山後の宿泊ですが、平湯まで足を延ばせば、翌日の帰京(帰阪)が楽です。しかし、5月13日に調べた限り、平湯にある安価な宿(民宿)は、すでに予約が入っており、宿泊不可能の様子です。新穂高温泉周辺で探してみることになります。


 最初にも書きましたが、とにかく早めに予約を入れたく思います。以前にも同様なお願いをしたことがありますが、どうしようか?とか、先の予定が不明だが、といった場合、「参加の可能性がある」でかまいませんので、とりあえずのご連絡をお願いいたします。


以上

常盤(S51)