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日 程: |
平成27年9月26日(土)曇のち晴れ間 |
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コース: |
西武池袋線「高麗」駅 − 巾着田 − 高麗峠 − 天覧山 − 多峯主山 − 吾妻峡 = バス =「飯能」駅 |
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同行者: |
石川、阿部、佐藤、三木&2人の孫(優君小5、健君小1)、斎藤夫婦、常盤、和田(記) |
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- 明け方雨は止み、曇りのち晴れ間。少し湿気はあるが林の中は涼しいハイキング日和でした。彼岸花の群生地は終わりかけでとても残念。奥武蔵自然歩道を歩くコースは思いのほか変化に富んでいました。蝶が舞う湿地や頂上からの素晴らしい展望、飽きることのないハイキングで、お孫さんの参加で和やかな1日でした。
- この計画は会の行事や企画との間、費用的に体力的に無理のない計画です。私にとって巾着田は花の撮影のほかに、社会人の山の会時代に、テントを持ち込み夜空のした忘年会をした場所。天覧山は小学校の遠足先、高校時代にはグループで歩いた懐かしい山。
一般には巾着田と日和田山がセットですが、ここでは天覧山・多峯主山へ向かい、飯能市内に出るコースとしました。
この地は、8世紀初めに唐・新羅連合軍に滅ばされた高句麗からの渡来人1800名が移り住んだ歴史ある地域です。
- 連日の雨で、高麗駅前はしっとりし、農家の庭先にはクリやイチジクが並び、道端の彼岸花はすでに萎れています。前夜、報道ステーション番組で、雨の巾着田で満開の彼岸花をバックにバイオリン演奏。撮影には様々な苦労があったと推察します。
- 夏が暑く雨が少ないと彼岸花の見頃は9月末になるとのこと。8月半ばに企画したときは26日では早すぎないかと心配、その後の長雨で時期遅れが気がかりに。現地巾着田の彼岸花500万本は最盛期から3、4日がたち、ほとんどが色褪せ、遅咲きゾーンも同様です。瑞々しく妖艶な赤花を探すのは大変でしたが、それでも遠く広がる深紅絨毯の眺めは最高です。
自由時間を小1時間とり、写真、散策、出店にと時間を過ごしました。
- 巾着型に流れる高麗川をドレミファ橋で対岸に渡り、ハイキングゾーンに入ります。まだ青々した落葉樹林や人の手の入った植林の道を峠に向かいます。ハイカーと行き違うことも少ない山道です。木々に囲まれた高麗峠には立派な道標があり、休憩しました。峠の先には開けた富士見峠があり、晴れていれば富士山を望めます。
緩やかな下りの先に陽だまりの広場が現れます。思わず昼食を取りたくなります。その先の分岐で、「天覧山(近道)」方面に進み、雨後の赤土道を慎重に下りました。
- 一度幹線道路を越え、ツツジ斜面の幹線道路からふたたび山道に入ります。じーじは甘える健君に頬は緩み、負んぶに抱っこ、と大サービス。丸太階段が続くようになると天覧山(197m)山頂です。強い日差しと暑さでギラギラムンムンです。見渡す地平線は想像以上の広がりで、右手には奥多摩の鷹ノ巣山、棒の嶺から丹山、大山への峰々(雲の中でしたが)、左手には飯能の街や狭山の森を見下ろせます。
- 林から抜け出た我々には眩しく暑いので、頂上直下の東屋に避難し、昼食です。優君、健君ともお握りを食べ、元気100倍となりました。
次の山へは軽く下り、オナガアゲハ、ツマグロヒョウモン等蝶々が飛び交う「入の谷津田」湿地を歩き、源義経の母・常盤御前が景色の美しさに振り返ったという「見返り坂」を登ります。石の階段を上ると、多峯主山(271m)です。ここの展望も素晴らしい。新宿、池袋の超高層ビル群やスカイツリーを眺めます。
黒羽に白文様が目立つ大きなアゲハが飛んできました。石川さんによると、日本三大巨蝶のひとつ、モンキアゲハ。私は気づかなかったのですが、このコースではほかにコミスジ、ナミアゲハ等を見かけたようです。秋の花は少ないのですが、蝶が多い野山です。
- 山頂から、涸れることのない「雨乞いの池」を経由し、本郷方面とは反対の、吾妻峡方面に下ります。棚田を過ぎるとバス通りに出ました。道を横切り住宅地へ入り込み、入間川にかかる「吾妻峡のドレミファ橋」です。
渓谷で水の流れは速く水量もあるので、ドレミファ橋を渡る子供たちを見て、ドキマギしました。ここからさらに飯能市内まで歩く予定でしたが、バス便がよいこともあり、バスに乗ることにしました。「巾着田のドレミファ橋」を渡り、「吾妻峡のドレミファ橋」で締めたハイキング。二人のお孫さんは頑張りの完歩です。
優君は虫などを写真に収め、健君は拾った木の枝2本を大切に持ち帰りました。
子供や孫と気負うことなく気軽に野山に入れる我々は、若いときに貴重な宝物を身につけたことに気づきました。
- 最後に飯能駅前の餃子チェーン店で打ち上げです。餃子と定食のみで、酒のつまみが一切ない店で酒飲みには不満が残りましたが、ゆったりとした山行に満足です。
このコースは、春や秋は小学生連れにお奨めコースです。
(参考)「奥むさし山と川の探索マップ」HP
写真はこちらです。
1.石川さん撮影
2.斎藤さん撮影
3.和田さん撮影
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以上 |
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