◆自主ワン かまちょふ君と錬成登山  

  常盤さんから9月の山行のご報告を頂きましたので紹介いたします。

 
   日 程:  9月10日(土)  
   メンバー:  かまちょふ君、常盤  


 10月末に、奥秩父深部の縦走を計画しています。登りの標高差が大きいわけでなく、危険な場所も少ないのですが、最後の下りがけっこう長いです。そこにかまちょふ君がひさしぶりにエントリーしてきました。かつては、風のごとく嶺から嶺へと渡り歩いていたらしいですが、現在は堂々たる身体つきに変身してしまっているかまちょふ君、ちゃんと歩けるのでしょうか。

 最近は、一年くらい山からご無沙汰だそうです。急に本番は危険です。まずは近場の日帰り登山で、身体を軽くいじめておきましょう(いろいろなところに問題が起こるが、次回は嘘のように解決することが多いもの)。というわけで、奥秩父登山を前の錬成登山。

 さて、どこに行きますか?本人から、大倉尾根を登れるところまで登ってみようか、との提案がありましたが、それはちょっと・・・。途中でやめて下山するのは、精神的によろしくない。もう少し、レベルを下げたほうが良いのではないか。そこで奥多摩。三頭山、大岳山、鷹ノ巣山、陣馬山などの候補を上げましたが、本人の希望で高水三山となりました。ちょっと軽すぎやしないかしら?

 下車駅は青梅線・軍畑。かまちょふ君の自宅からは、横浜線で八王子、中央線で立川に戻り、青梅線、青梅乗り換えでやっと軍畑です。私も池袋、新宿、立川、青梅と、4回も乗り換え。2人とも登山口の駅まで、およそ2時間かかります。

 7時55分スタートです。しばらく車道を歩きます。右側には小川が流れていますが、増水時には、いかにも鉄砲水が押し寄せそうな気配です。各家は、2〜3メートルの石垣で、高台に家を構えています。これなら相当の大雨でも大丈夫かな。

 車道なのに、とてつもない急傾斜が続き、お互い汗が吹き出します。やっと、コンクリ道から解放されて山道に入りますが、すぐに10メートルほどの堰堤を超えるところがあります。堰堤の付け根から、たぶん45度くらいの急な道を登ります。かまちょふ君、最初の試練です。バァハァ、ゼィゼィ、ちょっと休んでいいですか?

 ポカリの大パック、グビグビグビグビ。お水、2リットルくらい持ってきたの?いや、4リトルです。さすがですが、本人にとっては死活問題。けっこう急な道を1時間ほどで高水山の頂上直下、常福院に到着です。賽銭を投げて、ガランガランとやって、お祈りします。2礼、2拍手、1礼、お作法通り、いや、これは神社の作法だっけか。

<常福院はりっぱなお寺でした>


<常福院でかまちょふ君>



 お寺の裏から、頂上まで5分くらいです。そうそう、景色はまあまあ遠望がきくのですが、立ち木に阻まれて、バーという展望台はありません。さて、頂上のベンチでちょいと休憩。かまちょふ君、どうもパンツまで、いやパンツの中の発汗する身体まで大濡れの様子です。写真をご覧いただきたいのですが、尻とチ〇コのあとがくっきりで大笑い。

<高水山のベンチで、汗のあと。上が右足、下が左足、真ん中右が尻、さて、真ん中左は?>



 頂上から岩ゴロの急坂を下りますが、すぐに穏やかな道に戻ります。岩茸石山への縦走路です。のんびりした良い道で、サクサク歩けます。が、しかし、トラブル発生。かまちょふ君、膝上がけいれん。もう一歩も歩けません。しばらく休憩。まずは今回持参した「ツムラ芍薬甘草湯68」を飲んでもらいます。私としては、フムフム、実験できて良かったなという感じです。ほんとに劇的な効果があるのかな?

 この痙攣に効能のある漢方薬が、効いたのかどうか?このあと、何回か痙攣を起こしたが、何とか歩きとおせたので、それなりのものらしいです、そんな理解。頭痛の時のロキソニンとか、蚊に刺された時のキンカンみたいな薬は、そうあるもんじゃありません。

 しばらくすると、正面目の前に岩茸石山の巨体が。15分くらいかな。おお、左に巻き道があるじゃん。当然楽なほうを選択。メインの惣岳山も巻き道利用。そうなんです、今回、ちゃんと高水三山の縦走は果たしましたが、頂上は高水一山でした。

<たぶん、なんとか卵茸>



 御嶽駅に13時到着です。歩き始めから5時間。コースタイムは4時間ですが、2山省略なので、3時間半が標準タイム。通常の休憩が20分くらい、アイテテテの痙攣休憩が10分×4回くらい。つまりコースタイム3時間半のところ5時間、休憩が60分だから、行動時間はおよそ4時間。まあまあでしたね。次回は痙攣休憩が少なくなることを期待です。

 13時前、山の中から立川「玉河」に予約の電話。1時間半後に着くのですが、2名でお願いします。立川駅北口、ロータリーの右斜め。地下にある大衆酒場。11時から営業しています。時間通り入店。

<立川 玉河入口>



刺身も、煮物も、サラダも、ハムカツも、何でもあります。頼んだのは、ビール大瓶(4本だったか5本だったか)、キクラゲと玉子の炒め物、タケノコの土佐煮、生ハムサラダ、メンチカツ、鯵のたたき、合計たったの4200円でした。

 おかげさまで、かまちょふ君、大丈夫みたい。ただ、できれば今回の錬成登山の効果抜群、次回はスーパーな活躍となってほしいところではありますが。そうそう、最後に一言。最後の下りでは、持参のT型ストック(ダブル)、ずいぶん活躍していました。もっと積極的に使ったほうが良かったかもしれません。


   以上