◆奥秩父核心部縦走を変更
   三頭山ハイキング

  常盤さんから11月の山行のご報告を頂きましたので紹介いたします。

 
   日 程:  11月20日(日)  
   メンバー:  三木、斎藤(恭)、田中、北島、生田、常盤  


 11月19日〜20日の日程で、甲武信岳から雁坂峠、雁峠〜笠取小屋縦走の予定でしたが、19日が雨模様との予報で、急遽、20日日帰りのハイキングに変更しました。

 行き先はどこでも良かったのですが、参加予定者とのメールやり取りで、奥多摩の三頭山と決定しました。奥秩父断念を決めたのが15日、三頭山決定が16日です。

 19日の夜はかなり強い雨、20日は朝には雨が上がり、晴れあがっていましたが、気温が高く霧が発生していました。

 中央線が濃霧で遅延し、武蔵五日市8時10分発のバスに間に合うかどうか危惧されましたが、7時半ころから霧も晴れてきました。

 西東京バスの乗車方法はとても合理的です。定時運行1台プラス臨時3台。並んでいる客、1台当たりおよそ40人ずつを優先して、必ず座れるように誘導し、それでも乗りきれない人のみが立ってゆくことになります。駅でトイレの順番に並ぶ、コンビニで買い物するなど、よほどモタモタしなければ、まず間違いなく座れます。

 檜原街道をおよそ1時間、標高1000メートルの都民の森。すでに駐車場は満杯状態でした。さらにバスから吐き出された乗客150人ほど、大変な賑わいです。

 まずは、斜度のきついアスファルトの道を登り、森林館という展示施設を過ぎると、普通の登山道に変わります。頭の上が拡がってきて、鞘口峠に到着、一休み。

 ここからも傾斜のきつい登山道が続きますが、階段は少なく、それほどつらい感じではありません。途中、見晴らし小屋という建物を過ぎて、まずは三頭山東峰です。人工のテラスがあり、景色の掲示板などがあります。ただ、いちばん頂上らしい頂上は、この先中央峰を超えた西峰なので、そこまで行きたいと思っていました。

 結構疲れてきた生田後輩、「その西峰って、ここからどんぐらいかかるんですか?」「えっ?、まあ4分だな」どうも信じていない様子。

 ここで、読み方です。東峰…ひがしみね、中央峰…ちゅうおうほう、西峰…にしみね、登山者の会話からの推測です。正解はわかりません。

 東峰から中央峰までは、ほとんど真っ平50メートルで1分でした。南ひろみさん(これまでキムコと呼ばれてきたが、故あって名前を変えるらしい。めでたい話ではない)から、「ベンチがあるからここで休みましょう」との提案。持参のパン、おにぎり等を腹に詰め込みます。

 これから笹尾根を進み、適当な峠から、桂川側または秋川側に下るという緩い計画なので、時間のことはあまり気にしません。また、富士山をはじめ奥多摩の名山がずらりとそろい、天気の心配なく、気温もまずまず高いので、気楽なものです。

 重い腰を上げて、20メートルくらい下り、同じくらい登れば、あっけなく西峰に到着。ね、やっぱり4分だったでしょ。景色も良く、好ましい頂上でしたが、あまりにも登山客が多く、早々に退散です。さあ、笹尾根方面に向かいましょう。

 およそ1530メートルの三頭山頂上から、1150メートルあたりまで、標高差400メートルくらい下ります。険しくて、あまり楽しい所ではありません。

 三頭山避難小屋のあるムシカリ峠から大沢峠への登り返しを含めて、下降に1時間半くらいかかりました。いよいよ笹尾根です。緩やかで小さな登り下りが、ずっと続きます。遠景も良いし、近くの紅葉もきれいです。足元も落ち葉でフカフカしています。

 さて午後1時を過ぎると、そろそろ下山も考えなければなりません。桂川側に下ると1時間半か2時間くらい、秋川側なら1時間か1時間半くらい。槇寄山のすぐ先、西原峠から秋川側の数馬へ下ることにしました。この槇寄山の景色は、なんと表現すべきか、かなり感動的なものでした。うーん、うまく表現できないが、なんたってきれいでした。

 下り始めが14時、数馬発のバスは14時51分、つぎが16時06分ですから、中途半端です。そこで、電波がつながるうちにタクシーを呼びます。ジャンボがあれば1台で済んだのですが、残念ながら通常のタイプ2台です。タクシーに3人で乗るなんて、めったに無いぜいたくです。

 前夜の雨でヌルヌルしていましたが、落ち葉のおかげで、まあ多少滑りやすい程度の道でした。数馬のすぐ下の、仲の平というバス停へ。ああ、今回も楽しい山登りでした。

 タクシー乗車が15時20分、檜原街道は思わぬ渋滞でした。役場のあるT字路を通過するのに、信号3回待ち。これはたまりません。この先、十里木の交差点、五日市の市街と難所が待ち構えています。ところが我がタクシー、十里木の手前、瀬音の湯のあたりから裏道を選択し、ずっと狭い道を駅の直前まで飛ばしてくれました。

 武蔵五日市で、発車直前の五日市線に飛び乗ることができました。拝島で青梅線に乗り換えです。けっこうな混雑でおり、階段を上って待っていると、生田後輩の様子が変です。原因とかはわかりませんが、貧血の模様。駅員に頼んで、救護室で休ませてもらうことになりました。必要最低限の付き添いだけ残してとのことで、恭子先輩と南ひろみさんが付き添うことになり、三木先輩、田中後輩と予定通り立川まで行って、軽い反省会としました。

 いつもの、玉河という大衆居酒屋。入店から30分ほどで、貧血がおさまって帰路につくとの連絡が入って一安心。19時ころの電車で帰ります。それにしても、立川から中央線に乗るのは私ひとり。目黒区とか大田区という、山の手在住の二人が、そろって南武線利用です。交通事情の変化には驚かされるばかりです。

 皆様、お疲れさま。特にハプニングに見舞われた生田さん、重篤な状況でないらしくまあ良かった。それに、体調不良で、参加見送りとなったかまちょふ君、また近くご一緒しましょう。


写真はこちらです。
1.斎藤(恭)さん撮影
2.田中さん撮影
3.北島さん撮影


   以上