◆「高川山と、山梨県立リニア見学センター」報告  

  常盤さんから2月の山行のご報告を頂きましたので紹介いたします。

 
   日 程:  平成29年2月18日(土)  
   メンバー:  三木(L)、石川、石井、阿部、佐藤、平石、斎藤(恭)、松田、北島、常盤  


 2月18日、朝9時半に、JR中央本線・初狩駅前に集合です。快晴というわけでなく、遠望はききませんが、風弱く、寒くもなく、穏やかな日でした。

 阿部さん、佐藤さん、JRの乗り継ぎに失敗し、30分の遅刻。大急ぎで登らなくてはならない、そんな計画ではなかったし、まったく問題ありません。ブラブラ待って、10時過ぎに出発です。なお、初狩駅情報。駅前には何もありませんが、徒歩1〜2分、甲州街道に面してコンビニがあります。

 さいしょは舗装道路、しばらくで山道に変わります。上の方から、犬を連れ、鉄砲をかついだ人が下りてきます。猪かしら、鹿かしら、熊撃ちだったら怖いよね。

 木々はほとんど葉を落とし、なんとなく埃っぽい道です。最初は調子よく登っていましたが、だんだんと傾斜が増してきます。意外と手ごわい。しかも一部路面の荒れた部分があり、運動靴でのハイキングはNGかなという具合でした。

 歩き出して1時間半、高川山(975.7メートル)頂上です。ちょうどお昼時でもあり、何人もの登山者で賑わっていました。三つ峠、滝子山などは確認できましたが、肝心の富士山は雲の中であり、ちょっと残念でした。

 軽く腹ごなしなど済ませて、下りにかかります。これまでは、中央本線・笹子川沿いの景色だけでしたが、富士急行・桂川側の景色が広がります。眼下には、リニア実験線が見えています。

 ゴオオウ、おお、リニアの音だ。見た?見た?誰も見ていません。またまたゴオオウ、今度も音だけ。あかしいなあ。

 リニアがトンネルを出て、次のトンネルに入るまでの地上部分は700メートルくらい。登山道から実験線までの距離が2000メートルくらい。たしか331×0.6tでしたよね。気温が5℃くらいだったので、音の速さは秒速340メートルほど。時速500キロ超のリニア、秒速140メートルくらいで突っ走ります。リニアがトンネルを出て、轟音を発し、私たちの耳に届くのに6秒。我々年寄りが反応して振り返るのに1秒。リニア様、その7秒の間に地上部分を走り抜けて、トンネルにお隠れになってしまうのでした。

 下ったのは中谷入コース。岩ゴロでなく、頂上部分の30メートルを除けばグチャグチャでなく、傾斜も適当で、歩きよい道でした。およそ1時間で里に出て、さらに20分くらいで、リニア見学センターに到着です。入館料は420円、安い!です。

1階と2階の窓のすぐ隣をリニアが走ります。窓のすぐ上にモニターがあり、あと数キロで脇を通るとか知らせてくれます。「来るぞ、来るぞ」見学のおっさんが叫びます。来た!グオ!バー!ほんの2秒くらいで、目の前を通り過ぎます。写真は連射モードでなければ、うまく撮れません。石川先輩など、空撃ち20発くらいで撮影していました。フィルムカメラの時代には、もったいなくてとてもできる芸当ではありません。キムコ後輩、せっかくの高級・新型カメラなのに、連射モードへの切り替え方法を知りません、ああもったいない。

映画を見たり、ジオラマを見たり、おサルの電車のような本物のリニアに乗ったり(すいていて、ほとんど待たずに乗れました)、それぞれ楽しい1時間を過ごし、14時40分発という、ちょうど良い時間に発車する大月行バスに乗車できました。富士急行の禾生(かせい)駅、田野倉駅、ともに徒歩20分くらいかかるので、ちょこっと得した気分でした。

反省会は、大月駅から1分、裏通りにある「うづき」という中華・なんでも屋。愛想の悪いおばあさんでしたが、それほど人が悪いわけでなく、だんだんと慣れてきました。15時から1時間半、16時半打ち上げ。16時46分発のかいじ号、その3分後のホリデー快速富士山号に分かれて乗車します。

かいじ号はさすがに有料特急、1時間少々、17時51分新宿着。ところがホリデー快速もわずか13分遅れの18時04分新宿着でした。しかもホリデー快速、189系の昔のあずさ、座席は飛行機並み、1日に1往復だけの豪華列車でありました。これだけでもずいぶん得した気分。ただし、わたくしたち、三木会長先頭に、八王子で下車し、2次会へと突入してしまいましたが。

最後に花粉情報。花粉歴35シーズン目のベテランわたくし、高川山への登りで今シーズン初の劇症発症。松田先輩も具合悪くなりました。いよいよ憂鬱な季節入りです。登山で着ていた衣服は、翌日洗濯し、部屋干しにしたのですが、花粉は洗っても衣服に残っており、ストーブで乾燥されて部屋じゅう充満したらしく、大パニックになりました。


写真はこちらです。
1.石川さん撮影
2.石井さん撮影


   以上