◆高尾・「城山かたくりの里と草戸山」報告  

  常盤さんから3月の山行のご報告を頂きましたので紹介いたします。

 
   日 程:  平成29年3月25日(土)  
   参 加:  和田(企画)、三木(L)、けんた君(孫)、小柴、中村、石川、阿部、佐藤、斎藤(恭)、常盤  
  天 候:  おおむね晴れ   


 私の知っている40年前の橋本駅、横浜線と相模線の合流する駅でした。水害ですぐに運休になる横浜線と、単線でディーゼルカーの相模線。小さな駅舎の地方駅でした。ところが、京王線の乗り入れを契機に大発展、巨大駅へと変貌しまいました。おかげで構内が複雑で、集合場所の北口になかなかたどり着けない方が数人です。そう言えば、リニアが開通したあかつきには、ここが停車駅になる予定です。

 9時半のかたくりの里行バス、中高年のマニアたちで大混雑。ぎゅうぎゅうで、半分くらいの乗客が座席確保できない状況です。クネクネした道20分で、終点かたくりの里に到着しました。ここは個人の所有する山林だそうで、カタクリが開花する春の一時期のみ、公開されます。500円の入園料を払って入ります。

 入園口から最高地点までの高度差がおよそ50メートル、緩い坂道がつけられています。入口で園内地図を受け取ります。かたくり以外にも、多種多様な植物が植えられており、なかなか見事な庭園でした。ただ歩いているうちに、自分がどこにいるのかわからなくなってしまいます。道迷いで遭難することがなければ良いとの杞憂、そんな事例はないようです。

 10時スタート、11時に入口で集合しましょう。各自バラバラになって散策しました。本来なら、どんな花があったか報告すべきですが、報告を命じられたワタクシ、なんにもわからないので、時計とにらめっこ。早く11時が来ないかと、念じ続けたのでした。

 和田さんは、お昼から用事があるとのことで、ここでお別れです。ここからは、城山湖・草戸山を目指しての里山ハイクです。車道を少し歩いて、宝泉寺の先から右の稜線へと向かいます。標高差たった30メートルほどですが、急な階段を登ります。稜線上は広くなだらかな道でした。

 かたくりの里からおよそ1時間で、評議原という小広い場所、ここで昼食としました。さあ、もうひと頑張りで城山湖です。案内のとおり、きつい階段を登って金刀比羅宮に到着です。その少し先に航空神社、一式戦闘機「隼」がまつられており、プラモデルが置いてあります。「けんた、持ってっちゃダメだぞ」おじいちゃん、ちょっとあわて気味でした。

 ここから城山湖へと下り、堰堤の上を通って草戸山までの登り返しです。たった70メートルほどなのですが、登ったり下りたりで、ササッと登り終わることができません。とにかくもうちょっとという場所に、「松見平3分」の標識。ええ?頂上はもっと先なのか。最後の急坂を登り切ると、松見平と草戸山、両方の標識があり、イコールなのがわかりました。

 ふう、けっこう疲れましたね。あとはほとんど下るだけ。草戸峠まで15分くらい、左に折れて林道まで20分くらい。うかい鳥山の脇を通って、梅ノ木平(何があったのか覚えていません)、国道20号をスタスタ歩いて、ゴールの高尾山口に到着しました。いつもすいている国道脇のそば屋で軽い打ち上げで、終了となりました。のんびりしたハイキングでしたが、やはり花粉きつく、くしゃみ500回、トナカイの鼻(私だけ)でした。

 余談ですが、かたくりの里は小松川という小川のすぐ脇にあります。その上流が城山湖です。城山湖と相模川・津久井湖とは、ほんの1000メートルくらいしか離れていません。当然相模川水系と思っていましたが、あとで調べてびっくりしました。なんと、境川水系なのです。東京(町田)と神奈川(相模原)の都県境となり、最後は江の島のすぐ隣へと注ぎます。流域マニアの私にとっては、感動の発見でした。ってバカですね。


写真はこちらです。
 その1)石川さん&斎藤さん撮影
 その2)和田さん撮影・・・かたくりの里のみです


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