◆S46年卒同期会  長崎の旅
 
 

  三木さんから同期旅行のご報告を頂きましたので紹介いたします。

 
   日 程:   
4月19日~4月21日
 
 
   メンバー:  鍋田・塩・平石・石田・清水・茂福・三木
中村(一)先輩(特別参加)
 


 満70才を目前にし、元気なうちに同期会をやろうということになり、久方ぶりに有志が集まりました。場所は長崎。2泊3日。あちこち移動しないで長崎市内を中心に、のんびり、ゆったりと過ごし、旧交を温めることとしました。


4月19日(水)
関東、関西から1時頃に長崎空港に到達し、熊本から来た鍋田が待つ市内のホテルに。
ここで全員集合し早速「出島」を1時間見学・・・・・思っていたより規模が小さい・・。
5時半開店の地元で人気の居酒屋へ。近海で水揚げされた魚介類と飲み放題で大盛り上がり。9時過ぎに夜景色を見るために、稲佐山ツアーに出発・・・・天気にも恵まれ端から端まで見える大パノラマ。その灯りに吸い込まれる様に繁華街の思案橋へ歩みを進める。思案橋の由来は丸山(遊郭)に行こうか行くまいか思案をしたところなので、この名がついたそうな。我々も思案したが、年金暮らしであることを考え、安スナックへ。飲み放題・歌い放題・したい放題で閉店時間の午前1時迄騒ぎました。

4月20日(木)
昨日のバカ騒ぎで、ボーッとしてるので、ゆっくり起き10時頃に出発。今日は市内をぐるぐる廻るので、路面電車の一日乗車券を購入。先ずグラバー園。巡廻コースを一通り見て大浦天主堂へ。キリスト教も勿論のこと、神を信じず、信じられるものは自分のみという我々は、サーと見て記念撮影し終了。さて昼飯ということになり、長崎を知り尽くした男・鈴木義武先輩のおすすめの店「しっぽく料理の吉宗」へ行くが生憎、満杯で入れず、残念。今夜はこってりの中華料理なので、あっさりのざるそばと天丼セットで済ます。
眼鏡橋を見、中国から建物を持ってきたという、中華街の入り口に有るようなお寺「祟福寺」を見て、平和記念公園へ向かう。平和記念像・原爆落下中心地で平和の有難さを思う。
浦上天主堂は、行くのが面倒になり、遠くから眺めて確認し、行ったことにする。
一度ホテルに戻り、文明堂のカステラとコーヒーで一息入れ、夜に備えることとした。
鍋田は、ここで一日早く帰ることとなり、再会を約しお別れ。
6時過ぎに、新地中華街へ繰り出す。飲み放題のコースで頼んだが、昨日の疲れが残ってるせいと、脂こさとボリュームで、腹がゲボゲボ。それでも定番のチャンポン・皿うどん・豚の角煮まんじゅうを食しました。これ以上腹に入らない状態になり、腹ごなしする為、歩いてホテルに帰ることとなった。

  浦上天主堂 
  崇福寺 
  グラバー邸 

4月21日(金)
今日は、明治日本の産業革命遺産の一つとして世界文化遺産に登録された「軍艦島」ツアーから一日の始まりです。長崎港から船に乗って40分位かかります。元々は、端島という小さな島でしたが、石炭が発見された為、大変身。どんどん埋め立てをして集合住宅、学校、病院等を作り、島が町と化しました。しかしエネルギー革命により石油にとって替われ70年代に無人島となる。海上から見ると確かに軍艦の形をしています。
上陸して説明を聞き、記念写真をとり終了。
こんな閉鎖的な所に住んだら頭が狂いそうになるな・・・・・・・・。←私の感想。
港に戻ったら丁度12時。港の海鮮市場で昼食を兼ね刺身を肴に全員で最後の宴会をし空港に向かう。塩は飛行機が早い為、お先にということでお別れ。
残されたものは、時間の許す限り、空港近くの天然温泉で露天風呂に入り、ビール、焼酎で反省会。
濃厚な3日間でした。

  軍艦島手前の高島 
  軍艦島全景 
  軍艦島2 
  軍艦島3 
  軍艦島、左上三菱幹部社宅跡 
  軍艦島4 
  軍艦島5 
  軍艦島6 
  軍艦島7 
  世界遺産、三菱造船所、旧木型場近辺 

余談1
長崎市内を歩いてて気が付いたことが有ります。
自転車が一台も走っていない。さらに言うと自転車そのものが見当たらない。
乗り物は、路面電車、バス、タクシー、車です。バイクは本当にタマにしか見ない。
路面電車が走ってるせいか、道幅が広いので非常にスッキリしてます。
自転車が無い理由は、坂道が多いからだそうです。本当に、それだけなのかな?

余談2
個人的なことですが、初めて席を譲られました。軽いショックです。
人が自分を見る目と、自分で自分を見る目とは、大いに違うという事でしょうか。
路面電車に立って、吊り輪に摑まっていた時、トントンと後ろ肩を叩かれました。
振り向くと、20才前後の女の子が眼の前の空いた席を指さし、「どうぞ」という仕草。「いいですよ」と言おうとしましたが、相手の善意を思い座りました。降りる段になって、立ちあがって、「有難う」と言ったら、彼女はヘッドホーンをしてた為、私が何を言ったか判らなかったのでしょう。ヘッドホーンを外したので再度「有難う」と言ったら、彼女は澄んだ素晴らしい笑顔で頬笑み、手を振りました。私もつられて手をふり下車しました。何なんでしょう?このドギマギと混乱は。
この一瞬のやりとりは、忘れられない長崎での旅の印象となり、思い出になりました。

   以上