◆「平成31年 新春ハイク・大野山」報告
 

 
<日 程>

 平成31年1月14日(月・祝)快晴・ほぼ無風


<コース>

 JR御殿場線「谷峨(やが)」駅−大野山(723m)―(地蔵岩コース)―JR御殿場線「山北」駅


<同行者>

 田中(リーダー)、小柴、佐藤、阿部(佳)、三木、平石、石井(啓)、斎藤(隆)、松田、鈴木(幾)、北島、鎌田(記)


 


<記録>

 8時19分、御殿場線の谷峨駅に12名全員集合しました。御殿場線はまだSuicaやPasmoに対応しておらず(今年の3月2日から対応する予定だそうです)、谷峨駅も小さな駅舎の無人駅で、改札は車掌さん電車から降りてきて行います。女子トイレはお約束の渋滞、駅前の広場では一匹の三毛猫が登山客に寄ってきました。御殿場線は、丹那トンネル(熱海経由)が出来るまで東海道本線の一部で、複線でもあったと聞きましたが、いまはその面影はほとんど残っていません。ちなみに御殿場線はJR東海だそうです。


 さて、行動開始です。車道と整備された歩道をしばらく歩いたあと、やっと山道らしい道に変わります。今日は空気は冷たかったのですが、歩くと体はすぐにほっかほか。また、日なたは暖かく日陰は寒かったため、こまめに防寒着を脱いだり着たりして調節しつつ歩きました。ふと気が付いたのは、今回のメンバーにはいつもの写真係(?)がいません・・・。私(鎌田)がカメラを持ってくればよかったです。でも記録的写真などは田中さんがスマホで、集合写真などはキムコさんがオシャレなカメラで撮ってくださいました。


 登山道は何度か車道と交差し、途中整備されたトイレがあり、やがて登山道から大きな富士山が見えました。わずかに雲がかかっていましたが、十分すぎるほど立派です。広葉樹が落葉している今の時期ならではの展望を楽しみつつ、先頭の平石さんのいいペースにも助けられ、快適に高度を稼ぎます。獣害防止のゲート、スカイツリーと同じ高さだと言う看板(634m)などを越え、いまいちアテにならない感じの山頂まで〇〇分という看板を過ぎると、アズマヤのある休憩所に着きました。


 休憩所からの富士山の展望は圧巻。御殿場の街まで見下ろす展望、南側には箱根の山々や、相模湾の海のきらめきが見えます。よくぞ新春ハイクにこの山を選んでくれたというどなたかのお言葉にみなさん同意。新年の登山は毎年この山で良いのではないかというアイデアすら出ます。


 さて、いよいよ山頂に向かってラストスパートです。最後のひと登りをすると、平坦な道になります。山頂付近はバリカンで刈られたようなハゲ山。もともとこの辺りは牧場で、牛が放牧されていたとの事です。ここからは丹沢の主稜線の眺めが抜群です。ほどなく山頂に着いたのは11時30分ころ。水洗トイレがあり、山頂は広々とした丘になっていました。それにしても今回の山、すれ違う他の登山客の皆さんが比較的若い方ばかり。やはり登山道やトイレがよく整備されていることや、駅から直接アプローチできる事などから、幅広い世代に人気なのかもしれませんね。


 山頂はやや風がありましたが、防寒着を羽織ればなんてことありません。早速山頂の看板の前で記念撮影。富士山には雲がかかって隠れてきましたが、眼下に丹沢湖を見下ろし、その向こうに檜洞丸など西丹沢の山々が良く見えます。山頂には小さい子供もいました。それもそのはず、山頂直下まで車で入れるのですね・・・。ここで田中さんのジェットボイル(高速湯沸かし器)が大活躍。美味しいコーヒーを頂きました。女性陣から差し入れしていただいた甘いお菓子とよく合い、至福のひととき。予定ではこの山頂でもっとゆっくり休憩しても良かったのですが、なんだかみなさん満足してしまったようで、少し早めに下山する方向になりました。


 帰りは地蔵岩コースを通り山北駅に下山します。出発早々、なんと桜が咲いているのを発見。春は近づいてきています。さて、下りはまず長い階段があり、しばらくトラバースし、滑りやすい落ち葉の下りで車道に出たあと、車道に出てからもけっこう下りました。この地蔵岩コースの登山道からは富士山はほぼ見えなかったので、やはり谷峨駅側から登って山北駅に下った今回のルート選択は良かったと思われます。途中、洒水の滝(しゅすいのたき)に寄るか迷いましたが、次回の楽しみに残すことにして山北の駅を目指しました。山北の街に出ると、椿や南天、蝋梅などが咲いています。山北駅に着いたのは14時15分ころ。14時46分の電車を待たなければなりませんでしたが、早く行きすぎても新松田での打ち上げで使う予定のお店がまだ営業していないでしょうし、のんびり待ちます。


 反省会(いつから打ち上げの飲み会を反省会と言うようになったのでしょうね?)は、新松田駅前の「三代目網元さかなや道場」という店でした。 「楽しくやろう!」という三木会長の新年のごあいさつもあり、楽しい時間を過ごしました。帰りは松田駅から17時14分発の新宿行きロマンスカー(ふじさん12号・新宿行)組と、在来線組に分かれました。新春ハイク、大成功でした。最後に、今回良かったことの一つは朝の集合時間であったと思います。埼玉や千葉など遠方に在住の方でも朝に谷峨に集合出来て、かつ、富士山がまだ曇らない昼前に登れるために、今回の集合時間はリーダーのベストな判断であったと思います。

  以上