◆イエローナイフ オーロラツアー 報告

※本自主ワンは野歩の会公式行事ではありませんが、舩生夫妻の御厚意によりここに掲載いたします。

今回報告者：舩生（克）（S55卒）
記事掲載日：2024/2/27

　 　
　

～ 「一生に一度は見たいオーロラに出会う旅」のキャッチコピーに魅せられて ～

　 　
  • オーロラ見物にカミさんと2人でカナダのイエローナイフへ(2/8～2/13　4泊6日)行ってきました。
    　
  • 昨年12月に旅行大手Ｊ(通販専門部門）社の月刊誌を眺めていたら「229千円(日本からの添乗員なし機内食以外食事なし)」のオーロラツアー発見。
    　
  • Ｊ社のキャッチコピーは、～一生に一度は見たいオーロラに出会う旅「天空の神秘イエローナイフ・オーロラ6日間」～
    　
  • このキャッチコピーにのせられて、円安なので意地でも海外旅行には行かないという大方針が呆気なく崩れ、 数年来のターゲットでもあったオーロラ見物(3回チャンス)を申し込みました。
    　
  • 色々紆余曲折はあったものの試練を乗り越え、みごとなオーロラに出会え「大変良い旅」でした。

　

　

１．紆余曲折の事

この旅では、3つの「紆余曲折」がありました。
　

① 2月８日 成田空港へ行く電車で忘れ物トラブル。カメラどこにいった？
　
日暮里から乗車した成田行快速特急を京成佐倉駅にて待ち合わせ2分で成田空港行快速に乗換。
慌てて乗換えしたら、網棚にミレー35Lザック(カメラ2台+機材専用荷物)を置いてきちゃった。
カメラ2台でうん十万円。カナダ出発までに発見できるか？？？

↓↓↓

「あれッ無い。無い。」と気がついて京成成田駅(乗換前乗車の電車の終点駅)で途中下車。
なんとその駅で奇跡的に回収。
折返し電車の車内点検・忘れ物を回収した京成の駅員さんありがとう！！

－－－－こんな強運ありか？

　

② 2月８日 カナダエドモントンでイエローナイフ行エアカナタ゛機欠航
　
カナタ゛国内線2回目乗継となるエアカナタ゛AC8113乗継便(エト゛モントン⇒イエローナイフ)が急遽欠航。
「エドモントン止め」になってしまい、 予定通りにイエローナイフに到着できなくなった。

本来その日イエローナイフ到着後深夜23:30からの1回目のオーロラ鑑賞だった。

↓↓↓

ツアー24名もいると旅慣れた方がいっぱい。
添乗員がいないツアーだけど早速、即席代表達がエアカナタ゛窓口で交渉開始。

結果、宿泊ホテル(コンフォートイン＆スィーツ)、翌日便(カナディアンノース 118便9:30)及び1人30カナダ＄のミールクーポンを手配してもらえました。

　

③ 2月9日　カミさんが凍結した交差点で転んで左手首骨折！
　
1日遅れで到着したイエローナイフでの市内散策兼食料お酒買出しの帰途、カミさんが凍結した交差点で転んで左手首を骨折してしまった。

　

以上の「紆余曲折」の中、最大の危機は、言うまでもなく、カミさんが凍結した交差点で転んで左手首骨折です。



　

２．「カミさんが凍結した交差点で転んで左手首骨折」の顛末

J社の現地案内のオーロラビレッジ社さんの2月9日イエローナイフ空港到着時の第一声は「雪の上は滑るので気を付けてください。」 「当地で医者にかかるのは大変ですよ。」
なんと、注意喚起された到着その日にカミさんが凍結した交差点で転んで左手首を骨折してしまいました！！

下記の通り、2月9日は前日のエアカナダ欠航のため宿泊したエドモントンのコンフォートイン朝6時起床で始まった長い1日でした。

　
＜2月9日＞
7:23
コンフォートイン&スイーツ エドモントンインターナシヨナルエアポートをシャトルバスにて出発

　
9:30
エドモントン国際空港発(イエローナイフ迄約1000㎞の飛行機の旅)

　
11:15
イエローナイフ空港着⇒空港でスケジュール、注意事項等説明後送迎バスにてノヴァインへ移動

　
12:26
ノヴァイン イエローナイフ到着チェックイン
  • オーロラヒ゛レッジ事務所でレンタル防寒具のフ゛ーツサイズアッフ°交換等用たし
　
13:44
食料・お酒調達と市内散策へノヴァインを出発
  • 地図を頼りにイエローナイフ唯一の食料品スーパーインディペンデント ク゛ロッサーへ。まず店内偵察
　
15:20～16:20
歴史博物館プリンス オフ゛ ウエールズ ノーサ゛ン ヘイリテージ センター到着
  • 入場無料で当地の歴史がわかる施設。フレント゛リーな管理人さんにリカーストアへの道を教えてもらう

　
16:34～16:55
リカーストア到着 カナディアンヒ゛ール710ml×2本購入
  • カナタ゛ではお酒はスーパーでは販売不可。お酒は専門店での取り扱い－－－日本は酒類販売許可が緩和
　
17:10～17:45
インディペンデント グロッサーで食料調達
(コーラ、水、トマト、パン、サラタ゛デリカ(ブロッコリーチーズク゛ラタン、ローストチキン)

　
18:00
ノヴァインイエローナイフの目前（凍結した交差点）で転倒

　
18:06
ノヴァインイエローナイフ帰着
  • オーロラヒ゛レッジ社夜間緊急連絡先に相談
    　
  • ＭＳ海上火災保険連絡先に連絡相談
　
21:07
オーロラヒ゛レッジ社カ゛イト゛にタクシーを呼んでもらいスタントン テリトリアル ホスピタルへ
  • その晩オーロラ鑑賞キャンセル。
　
21:14
スタントン テリトリアル ホスピタルに到着
  • 手続きをしてレントケ゛ン撮影後診察。左手首の骨折が判明。ギプスで応急対応。
　
23:54
病院でタクシーを呼んでもらいスタントン テリトリアル ホスピタルを出る。

　　
0:01
ノヴァインイエローナイフ帰着

　　　
＜9日の経路写真＞
　　
　
　
　

ノヴァインに戻って、Ｊ社の「現地係員」であるオーロラビレッジ社の夜間連絡先に電話相談しました。
曰く、「イエローナイフにはスタントン病院、１つしかない。」「病院は夜間は電話をかけてもでない(ルール)」 「病院では生き死にに関係ない場合4時間位は待たされる。」「今晩、付き添い(通訳)対応はできない。」
よって「受診する為にはタクシーを呼んで病院に行くべし。」のアドバイス。

合わせて海外旅行保険のMS海上火災保険（日本）連絡先に電話で相談しました。
MSの海外旅行保険サービスには「病院探すサービス・通訳を用意して病院と折衝するサービス」があるので、対応開始してくれたのだが…。
「(地元オーロラビレッジ社担当者が言う通り)スタントン病院しかない。そこは残念ながら当社提携病院ではない。」「電話をかけたが病院は電話に出ない。」「イエローナイフには当社通訳サービスはいない。」
大観光地、大都市でないとＭＳ海上火災保険社の現地サービス適用ができないらしい。残念。

・・・という事で、結論はタクシーでスタントン病院へ行って自ら対応で受診する事としました。
　

21:14にスタントン病院のEmergencyに到着。

カミさんが「Google 翻訳」だ！！と機転が働き、iphoneを使って受付男性と受診手続きを進めました。
－－－－いやー、iphone、Google翻訳すごい‼－－－－また、病院の夜間窓口男性もフレンドリーな対応です。
まずはレントゲン撮影。
待つ間、看護師さんが出てきて「忙しいので待ってね。テクノロジー(iphone Google)ありがとう」 とiphoneに入力してにっこり。

やっと医師が出てきて診断治療開始。レントゲン写真を見るとやはり骨折。ただ骨がずれていないのでよかったとコメント。 ギプスで固める応急処置をしてくれました。レントゲン写真のCDデータと診断書も作成してくれました。

医師もiPhoneでの翻訳やり取りは手慣れた対応の様でした。
　
医師「オーロラ見に来たの？今夜はオーロラがたくさん出ているようだ。」

カミさん「yes! ところで明日はオーロラ見に行っても大丈夫か？」

医師「オーロラ見に行くのは問題ない。」

カミさん「犬ぞりとかスノーハイクがあるが参加してよいか？」

医師「そりゃあ、問題ない。ユーのお父さんかい？」

カミさん「No! my husband」

医師「ユー、娘さんかと思った。」(カミさん大喜び)

医師「オーロラ見物も犬ぞりもスノーハイクもokだ。が、ユー、日本に帰ったら家事はしちゃだめだよ。Husbandにやってもらいなさい。Ok?」（カミさん さらに大喜び)

小生「ye…y,yes. Of course」
その他日本の医師なら、絶対出ない様な軽口冗談(艶笑話)もGoogle翻訳で。
これにはその場に居合わせた医師看護師達も大笑い。
イヤー、カナダの病院は明るく楽しい雰囲気だ！！！
その医師の弟は日本の秩父にいたそうです。

　
医師のお墨付きのもと、翌日からカミさんはオーロラ鑑賞はもちろんガイドさんの特別のサポートもあり、オプションツアーの犬ぞりとカナディアンスノーシューハイクもしっかりと楽しみました。

スタントン病院の皆さん、ガイドさんお世話になりました！



３．楽しいオプションツアー

犬ぞり
　

カナディアンスノーシューハイク
　



４．美しく壮大なオーロラが見えました

オーロラレイクで
　

バッファローの丘で
　



５．その他

北緯65～70度のオーバル状のオーロラベルトの真ん中に位置するイエローナイフは、同じ位置関係の北欧に比べて天候面で晴れの日が多いらしい。

でも1日の天候変化はめまぐるしいので天気予報はあてにならない。

ただイエローナイフは田舎町で然したる観光の見どころもなく昼間はヒマ。

そして零下30℃の極寒の地。
　　　

６．写真・想い出ムービー

  1. 全ての写真はこちらに掲載しています。
    　
  2. 想い出ムービー（Youtubeにて限定公開）も併せてお楽しみください。
    ① 犬ゾリ / スノーシューツア
    　
    ② NORTHERN LIGHTS / YELLOWKNIFE CANADA (オーロラ)
    BGM 「こころの時代」

以　上


　

　
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