◆桜えびと浜石岳報告
今回報告者:高橋聡(S57年卒)
掲載日:2025/1/14
【メンバー】
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- 44佐藤あ、阿部佳,46三木洋,48斎藤隆、石井啓,S49鈴木幾,51望月俊,55舩生克、北島博、角替広、西脇信,57金井義、高橋聡,58西村和
★ 夜の部参加
53田中亨
【日程】
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- 2024年11月16日(土)
【工程】
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- 距離:7.4km 登り:224m 下り:722m
< 20241116ヤマレコ浜石岳 >
JR由比駅10:40 -(タクシー)- 11:00三本松登山口駐車場11:04 – 11:12三本松広場 - 11:43野外センター/薩埵峠分岐 – 12:06浜石岳山頂12:43 – 13:11車道横断13:51 – 14:19三本松道分岐 – 15:01休憩所(由比西山寺) – 15:45 JR由比駅
浜石岳ハイキングコースマップ(静岡市公式HP)はこちら
【まえがき】
- Q:桜えびはどこで獲れますか?
A:100% 駿河湾の由比港と大井川港だけです!
Q:なぜ、富士山に面した駿河湾だけなんですか?
A:駿河湾は、水深が深く、富士川、大井川などの大きな河川が注ぎ、桜えびの生息に適しているから!
Q:桜えびはいつ獲れますか?
A:春漁(3月下旬~6月上旬)と秋漁(10月下旬~12月下旬)の年2回のみ!
そんな日本で唯一、桜えびが水揚げされ、生の桜えびが食べられる地に、360度の景色が望める浜石岳(標高707m)がある。
秋漁解禁の時至れり!
【報告】
JR東海道線「由比駅」(標高14m)
地方(?)開催で、都会人(?)の参加が危惧されましたが、逆に地元のOBも参加して頂き、大所帯です(嬉)。
「由比」は、江戸時代の東海道五十三次16番目の宿場町で、小さな漁港の町です。
平成の大合併で、隣の蒲原町が静岡市に編入されて、由比町は、静岡市域に挟まれながらも、せっかくの“過疎” で、国から地方交付税がもらえているので、長いこと単独の道を続けていました。
が、ついに観念したのか、平成20年(2008)静岡市に編入されてしまいました。
「三本松登山口駐車場」(標高520m)
という(過疎)地域なので、タクシーの手配には難儀しました。
唯一のタクシー会社に4台の予約を前もって電話するも断られ、当時の朝、再度電話するも2台しか動いていないという・・・、隣の蒲原から呼ぼうと蒲原タクシーに電話するも断られ・・・(泣)
現地交渉で確保しようと駅に行ってみると、なぜか4台タクシーが待機しているではないですか!(喜)
予定通り、標高差500mほど、文明の利器を使うことが出来ました!
「三本松広場」(標高:550m)
登山開始後、ほどなく、「三本松広場」に到着!
ちょっと小高い丘の展望台になっていて、天気は曇りでしたが、“富士山を見せる” ことができました
松の本数など全く気にしていませんでしたが、噂によると一本枯れてしまって、今では「二本松」らしいです。(笑)
「浜石野外センター」(標高:550m)
青少年の野外活動のための立派な基地でしたが、残念ながら、令和6年(2024)3月で閉鎖されたようです。
どおりでトイレも閉鎖されていて、参加者の皆様にご迷惑をお掛けしました。(謝)
「リンドウ」
りんどうの漢字は「竜胆」だそうで、IMEでもちゃんと変換できました。
苦味で古くから知られる熊胆(くまのい)よりも、さらに苦いので「竜胆」と名付けられたそうで、特に根はものすごく苦いらしいです。
IME:Input Method Editor漢字、かな文字などキーボード上には無い文字を入力するソフト、俗称日本語入力
登山道を順調に登っていきます。
「野外センター/薩埵峠分岐」(標高:605m)
薩埵峠からの尾根に出ました!
山頂まで、あと少しです。
登山道右側に林道が見え隠れします。
そこを通るタクシーが見えました!おそらく遅れて来たNSW先輩が乗っているかと・・・
「浜石岳」山頂(標高707m)
山頂到着です!
山頂は、周囲の木を綺麗に伐採してあり、360度を一望できます。
眼前には富士山、眼下に広がるのは由比や清水の街並み、駿河湾を望めば伊豆半島、北を向けば南アルプスの山々が広がります。
東海道の宿場町・由比宿での絶景名所の一つです。
「浜石岳」山頂(標高707m)
天気は今一ですが、何はともあれ、富士山をバックに記念写真!
眼下に広がるのが、桜えびの駿河湾です!
その向こうは、伊豆半島!
好天であれば、目前に聳える富士山の雄大さと眼下に広がる海の碧さは、他では味わえない、感動が得られはず!
「YUIの鐘」
山頂直下に何やら「鐘」がありました。こんなところに鐘があるとは知りませんでした。
設置理由も名前も全く分からないのですが、鐘の上には、「YUI」の文字がありました。
ということは、「結(ゆい)の鐘」かな?
恋が叶いますように・・・
「車道横断」(標高:571m)
山頂直下まで車道が来ていますが、車道は遠回りとなるため、ショートカットの山道を下りました。
この山道を下山中、メンバーの一人が足を痛めるというアクシデント発生!
タクシーを呼べる場所まで下山を続けるのにかなり時間がかかると判断し、付き添い以外は、先に“車道”で下山してもらうことにしました。
何とか休みながら車道まで下りて頂き、ここからは、タクシーに乗って頂きました。
「三本松道分岐」(標高:425m)
先のアクシデントのロスタイムを挽回すべく、途中、再度、車道をショートカットする山道を下りました。
行く手にロープが張られていましたが、過去に通ったことがあるので、それを潜り抜けて進みましたが、ものすごく荒れた道になっていました!
車道に出たところの登り口には、一応、登山道の標識はありましたが、道が悪過ぎたので、遠回りでも車道の方が早かったかも知れません。
「休憩所(由比西山寺)」(標高:135m)
「ちょっと一休み」と書かれたところで、やっと、先行下山したメンバーに追いつきました。
桜えびの駿河湾がさらに近くに見えます!
そば処「はまいし」(標高:65m)
このそば処は、11時~14時しか営業していないですが、“浜石岳愛好者” には人気のスポットです。
山頂の眺望を堪能した後、ここの蕎麦を堪能するのが、通だとか。
「かくまつ岩松商店」(標高14m)
“旧東海道” まで下ってきて、後は、駅に向かうだけです。
「由比桜えび通り」
SZK嬢は、お友達に「桜えび」を頼まれた保冷バッグを下げてます!
「岩科酒店」@新蒲原駅前
16時から営業する会場は由比にはないので、筆者の勤務地まで移動して頂き、「生桜えび」「茹で桜えび」「桜えびのかき揚げ」と酒屋ならではの銘酒一升瓶(計三本)を堪能し・・・、お疲れ様でした!
以 上
※全ての写真はこちらです。
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