◆「鎌倉アルプスと市内散策」報告   

  和田(則)さんから12月の山行のご報告を頂きましたので紹介いたします。

 
   日 程:   
平成27年12月12日(土)快晴
 
 
   コース:   
北鎌倉駅 − 建長寺 − 大平山 − 天園 − 獅子舞の谷 − 瑞泉寺
− 浄妙寺(石窯ガーデンテラス)= バス = 鎌倉駅 =JR=大船駅
 
 
   同行者:   
中村(一)、水堀ご夫妻、小柴、阿部、佐藤、三木、斎藤(恭)、常盤、北島、生田、和田(記)
 
 


  • 快晴で暖かな1日。素晴らしい天気がすべてを良しとしました。歴史ある寺院と紅葉、常緑樹の稜線。各所にある展望ポイント、大平山広場での待合せとコーヒータイム。獅子舞の谷の紅葉、ガーデンカフェでの軽食。昭和の雰囲気を残す居酒屋での打上げ、等々で今年の山行を締めくくりました。

  • 心配した週末の天気。前日は大雨と強風、加えて4月を思わせる陽気。一転して土曜日は快晴、風はなく穏やかな陽気、山中は15℃前後の行楽日和でした。

  • 幾らか肌寒い朝、北鎌倉駅に集合。各所にハイキング姿の中高年グループがたむろしています。小柴さんは名倉金剛山に引続きの同行です。水堀さんから携帯に電話。「鎌倉アルプス近くにある自宅から歩いて天園・大平山に向かいます」と突然の連絡がありました。

  • 鎌倉の歩道は狭く煩わしいのですが、左右に有名な寺院やお店が並び、観光地を歩く楽しさにワクワクしてきます。建長寺入口には常盤さんの同期が勤める寺院系列の学園がありました。

  • 建長寺は鎌倉五山第一位のお寺。巨大な木造造りは空に抜けるようで、その大きさに当時の人々は畏敬の念を抱いたことでしょう。青空の下広々とした伽藍にいると非日常の空間に入ったことを感じます。境内はまだ紅葉の最中でした。写真を撮りながら、建長寺の鎮守と言われている半増坊に向かいます。
    半増坊にカラス天狗の銅像と講の記念石碑が立ち並ぶ様子は高尾山のミニ版です。最上部からは紅葉した屋根筋、奥には金時山、明神ヶ岳など箱根の山々、それに相模湾も見えました。富士山は雲の中でした。雲が取れることを願います。

  • わずかな階段登りで稜線です。カシやシイの森の所々に展望ポイントがあります。左手には住宅地の向こうに横浜の高層ビル群、右手には鎌倉中心部の段蔓(だんかずら)通りと光輝く相模湾。犬を連れた初老やトレランの若者とすれ違います。
    登り下りの少ない山道から30mほど急坂を登ると太平山山頂、鎌倉の最高地点に出ました。

  • 山頂から遠くには鎌倉の山々、足元には鎌倉カントリーのクラブハウスとお弁当広場が広がっています。水堀ご夫妻は40分も前に着いていました、お待たせです。コーヒータイムですが、風の通り道となった広場でお湯を沸かすのはひと苦労でした。
    広場の一角、崖ぶちから小田原の上空に聳える富士山を確認。休んでいると大平山山頂から次から次にハイカーが下ってきます。さっそく退散です。

  • 天園峠にある天園茶屋に入り、おでんにビールで市内の展望を楽しむのがコースの定番ですが、パスし獅子舞の谷に向かいます。谷へ下るとすぐにもみじの紅葉が始まりました。ここは市内よりも1週間ほど紅葉は遅いようです。前日の大雨と強風で落葉が心配でしたが無傷で残っていました。きれいだと声を上げながら、軽いぬかるみ道を小沢沿いに下りました。

  • 獅子舞の谷からは鎌倉宮へ出ずに、瑞泉寺に立ち寄りました。お寺へ通じる道は狭いため観光バスが入らず、鎌倉のお寺の良さを静かに味わえます。鎌倉随一の花の寺で、早春には白紅梅の咲く庭や夢窓国師作の庭園を独占です。

  • 打上げ前に軽く腹を満たしたいです。佐藤さんの推薦で、近くにある浄妙寺境内の「石窯ガーデンテラス」に向かいました。私も食事をしたことがありますが、鎌倉にこんなお店が?という食事処です。お屋敷町を歩き杉本寺を通りすぎた先に鎌倉五山第五位の浄妙寺があります。拝観料を支払い山の中腹にあるガーデンテラスで、タイミング良く12名分のテラス席が取れました。13時40分頃です。

  • 初冬の陽光の下、テラス席で周囲の山々やイングリッシュガーデンを眺め、思い思いに小腹を満たしました。まるで欧州の山岳リゾートにいるようでした。

  • バスで鎌倉駅に出て、用事のある水堀ご夫妻、斎藤さんと別れ、私たちは大船駅前に向かいました。鎌倉市内は観光客でごった返し12名も入れるお店を探すのは難しいです。中村さんが当地を訪れた時の行きつけの店「観音食堂」に入ります。戦前は魚屋、昭和35年から食堂と飲み屋を営む歴史のある昭和の正統派居酒屋。品数が沢山あり、学生時代に口にしたあの時代の日本酒もありました。予約客が来るというので夜のとばりが降りる頃に外に出ました。


写真はこちらです。
1.斎藤さん撮影
2.和田さん撮影


   以上