◆「8月の奥多摩・御岳山 と ゆば会席」報告 

  和田(則)さんから8月の山行のご報告を頂きましたので紹介いたします。

 
  • 日 程:平成28年8月20日(土)雨
  • コース:
    御岳駅 =(バス10分)=ケーブル下 =(ケーブル8分)= ケーブル上− レンゲショウマ群生地− 武蔵御岳神社−長尾平− 七代の滝− 天狗岩− 長尾平− ケーブル上= (ケーブル)=ケーブル下=( バス)=(電車)= 沢井駅−沢乃井「ままごと屋」
  • 同行者:石川、中村(一)、阿部、佐藤、三木、北島、和田(記)




  • 突然現れた台風の影響で、終日雨。久しぶりに雨山行でした。気温は21〜24℃、避暑地的気温。薄暗く、人影もまばらな御岳山。レンゲショウマの満開には一週間早く、傘を片手に、七代の滝へ下り、天狗岩へ登り返すなど、雨の山歩きは難儀でした。ロックガーデンで足を滑らせても大変と、山歩きを打切りました。

    小沢酒造の沢乃井は雨で人気はなく、奮発し、普段なら予約も取れない「ままごと屋」に上り、多摩川を見下ろす個室で優雅な「ゆば会席」となりました。

  • 1週間前の降水確率30%が、前日には曇時々雨で70、80%にまで上がりました。知らずのうちに、関東の南岸に2つの熱帯低気圧。パラつく程度の雨と踏んで実施。当日朝、同行者2名から、「実施するの?」とのメールや電話。経験からは、雨だと判断し山行を中止、ところが自宅から晴れ空や曇空を見上げたことが多く、また、雨だと思いながら山に行き、1日降らずに済んだこともありました。
    現地に着いてからの判断に委ねます。

  • 会では3回目の御岳山(みたけさん)。最初は4月上旬に、イワウチワを見るため北面の鉄五郎新道を登り、裏参道を大楢峠へ下山。2回目は3月下旬に、表参道を登り、日の出山を経由し吉野梅郷へ下山。今回は、夏場も涼しいので、レンゲショウマとロックガーデンを歩き、表参道を下る予定。いずれも晴れとは縁遠い山行でした。

  • 新しいケーブルカーで御岳山駅を下りると、肌寒く、気温は21℃です。ハイカーも観光客もまばら、秋霖時の観光地のようです。駅前にあるレンゲショウマ群生地は回遊道がぐじょぐじょの泥道。片手に傘、片手にカメラでしたが、つぼみが多く花が少ない。因果関係は不明ですが、台風の影響で満開が1週間遅れとのこと。昨年、一昨年とこの時期に写真撮影に来たが、2年とも満開。自信を持っての20日でしたので、残念な思いです。

  • 武蔵御岳神社への急な石段を登る頃には、雨は本降りとなり、山門の下で雨具(ズボン)を穿きました。本殿はシートで覆われ化粧直し中。本殿裏のレンゲショウマを見に行くと、立派に咲いています。形が良いし、写真も撮りやすい。さらに奥には、初めて知った御岳山山頂の石標がありました。

    境内には「ポケモンGO禁止」の貼紙。同行者がケーブル駅近くでポケモンGOをすると、すぐにポケモンを発見、喜ぶ場面も。ゲーム内容を詳しく知らない世代から質問攻めにあいました。

  • 長尾平から標高差150mの急な坂を下ります。滑らないか緊張の連続。下るにつれ暖かく湿度が増します。七代(ななよ)の滝。滝下の濡れた岩場は、滑りそうで滑りませんが緊張感が一杯です。片手に傘を持ち、鉄梯子を5、6箇所登りつなぐと天狗岩、息が切れました。休憩です。湿気が高く、風が吹くと寒い中、軽く食べ物を口に入れ、「で、どうする?」。ここから先はロックガーデン、沢沿いの岩道を歩きます。雨の中、快いものではありません。

  • すぐに意見は一致し、雨の山歩きを中止。天狗岩から別の山道で長尾平に戻り、打ち上げです。中止が決定すると皆の足取りは軽く、あっという間に、ケーブル駅に到着。甘く冷たいものがほしく、土産屋のソフトクリームを口にしました。

  • ケーブルとバスと電車の乗継がうまくゆき、順調に沢井駅に到着。乗継がうまくいかない場合には、御岳駅から沢井駅まで御岳渓谷沿いの遊歩道を歩く予定でした。川風を受け、川合玉堂美術館、櫛かんざし美術館を通る、45分の気持ちの良い散歩コースです。

  • 小沢酒造の沢乃井には、屋外のガーデンテラス「沢乃井園」、とうふ遊びの「豆らく」、ゆば会席の「ままごと屋」があり、酒蔵見学もできます。雨の「沢乃井園」で打ち上げする勇気はないので、普段は予約が取れないという「ままごと屋」にアタック。予算は張りますが、めったにない体験。お店は大歓迎で、多摩川(御岳渓谷)を眺められる個室を案内され、濡れた服を着替え、食事を待ちます。川ではラフティングの練習。次から次にゴムボートが下って我々を見上げ手を振ってくれます。

    ビールの後は、日本酒「起・承・転・結」。大辛口、辛口から純米吟醸へと4種類の日本酒を飲みます。大辛口は香りがまったくなく、日本酒とは思えませんでした。

  • 大散財ではありましたが、山行の途中下山を補って余りある満足感に満たされました。退出するころ、ふたたび激しい雨。


写真はこちらです。
1.石川さん撮影
2.和田さん撮影
3.北島さん撮影


   以上