◆第1回京都トレイル 報告 ④
「2日目(本編):稲荷~清水山~蹴上」
今回報告者:高橋聡(S57年卒)
掲載日:2024/4/11
【日程】
-
- 2024年3月18日(月)
【2日目 メンバー】
-
- 42小野紘,44中村一、佐藤あ、阿部佳、篠原康,46三木洋,48沼田泉、斎藤恭、石井啓,49鈴木幾,53田中亨,55北島博,57高橋聡
【2日目 工程】
-
- 稲荷~清水山~蹴上
距離:10.1 km 登り:460 m 下り:427 m
<20240318ヤマレコ稲荷~清水山~蹴上>
JR伏見駅9:00 – 9:05伏見稲荷大社9:14 - 9:55伏見稲荷四ツ辻10:06 - 10:41泉涌寺- 10:46鳥居橋 - 10:49今熊野観音寺11:02
- 11:07鳥居橋 – 11:58阿弥陀ヶ峰分岐12:18 - 12:44清水山トレイル口 - 13:09清水山13:50 - 14:15東山山頂公園14:28
- 15:24蹴上駅
【2日目 報告】
-
「伏見稲荷大社」
全員集合しました!
さあ!これから「京都一周トレイル®」2日目スタートです。いざ、出発!
道中長いので、名所案内は、リンクを貼っておきました。ご参照下さい。
「桜門」
「本殿」
「千本鳥居」
「千本鳥居」とは、麓の「本殿」と「奥社奉拝所」との間の2列に並んだ400m程の鳥居をいうんですね。
ですので、「千本鳥居」は、800本程度だそうですが、稲荷山の境内全体では、一万基の鳥居があるとのことです。
その数、すご過ぎます!
「四ツ辻」
若手(?)3名は、今朝がた、一度、来ているところです。
「お山めぐり」の起点にもなっています。
「お山めぐり」、「富士山のお鉢めぐり」もどちらから回ってもバチは当たらないようですが、「神様」に対する「礼儀」から「時計回り」(右回り)がよろしいようです。
そういえば、モータ等機械の回転方向も「時計回り」を「正転」、「反時計回り」を「逆転」と言います。(筆者業界)
「御幸奉拝所」
京都一周トレイル一行は、「四ツ辻」から「お山めぐり」には行かずに、北に向かいます。
「稲荷山」の「四ツ辻」より降りてくると「賀陽宮墓地(かやのみや)」「久邇宮墓地(くにのみや)」と書かれたところに出ました。
反対側には、「梨本宮守脩親王墓(なしもとのみや もりおさ)」桂宮淑子内親王墓(かつらのみや すみこ)」「久邇宮朝彦親王墓(くにのみや あさひこ)」の陵墓もあります。
いずれも「宮内庁」の立札があり、「宮内庁治定陵墓」です。
「泉涌寺(せんにゅうじ)」
その隣には何やら立派なお寺があり、拝観料500円、特別拝観料500円!(驚)
「皇室御香華院(こうげいん)」「御寺(みでら)」とあります。
なるほど、皇室の菩提寺のようです。
「宮内庁」も「有料」も共にその区域には、庶民は入ることができません!
「東山8」標柱
ここで、TNK先輩の女性陣に対する気遣いです。
トレイルコースは、ここを斜めに下って行きますが、直進して「寺」に向かいます。
「今熊野観音寺(いまくまのかんのんじ)」
こちらは本殿。立派な本殿です。
奥の方に朱色の多宝塔も見えます。
さぞかし由緒ある仏塔と思いきや、昭和59年(1984)建立の「醫聖堂」でした。日本医師会長「武見太郎」の発意により、医道高揚を目的に、医家先哲を合祀した“最近”のものです。
大講堂の前に「武見太郎」の銅像も立っていました。
今熊野観音寺は、今でこそ泉涌寺の塔頭(たっちゅう)としてマイナーな存在に甘んじていますが、弘法大師開基と伝えられる古刹(こさつ)で、その昔は泉涌寺を凌ぐ大寺だったそうです。
日本商工会議所会頭が「泉涌寺を守る会」の会長でもあったので、日本医師会の会長「喧嘩(けんか)太郎」は、「醫聖堂」の建立地をあえてこの「今熊野観音寺」山内にしたのかも知れません。
それより、皆さんには、山内のこちらの「ぼけ封じ観音」の方が人気でした。(笑)
「東山8」標柱まで戻って、トレイルコース継続します。
本日、ここまで
舗装道路を延々と歩いてきましたが、ここで、やっと「山道」に入りました。
「阿弥陀ヶ峰」分岐
久しぶりの山道を尾根の鞍部まで一頻り登りました。
ここで一休憩です。
「澁谷街道(しぶたに) 道標」
峠を越えて、山道を下るとまた舗装道路に出ました。
さらに少し進むと、「明治十三年六月建之」と刻まれた道標がありました。
本年は、「明治157年(2024)」なので、なんと144年前のものです!
澁谷街道は、東国から平安京に至る古くからの街道で、日ノ岡越が東海道となった後も脇街道として利用されていたそうです
後ろから外国人の小団体が我々の後ろを歩いていました・・・。
今回の立案・リーダのNKM先輩を先頭に行進する一行の雄姿をご覧ください・・・
「六條天皇陵・高倉天皇陵/天智天皇陵・僧正遍照墓 参道 道標」
道標建之の年代は分かりませんが、さっきの「澁谷街道 道標」よりは新しそうです。
それより、先頭を行くNKM先輩と続く一行との距離がだいぶ空いてしまいました。
NKM先輩の後ろを歩いているのは、外国人小団体・・・
おっと、NKM先輩が何やら先ほどの外国人小団体に助けられています・・・
大丈夫でしょうか!
階段の踏面(ふみづら)が大きく浮き上がって、蹴上がここだけ高くなっていました。
ズボンに穴と擦り傷を負われたようですが、大事に至らなくて良かったです。
「六條天皇御陵・高倉天皇御陵 参道」に別れを告げ、「清水寺」方面に向かいます。
このまま直進すると「清水寺」に行かれるみたいですが、ここから、本日二度目の山道に入ります。
「清水山」(標高:242m)
本日のピークです。ここで、昼食と“MIKコーヒー”を頂きました。
「東山公園」
おおッ!駐車場側の入口に「校祖 大隈重信先生 手植之松 此の奥大日堂内」と刻まれた石碑!
「早稲田大学創立百周年記念 京都校友会昭和五十七年建之」!
なんと筆者が卒業したのが、創立100周年だったとは!
「犬矢来(いぬやらい)」
今回、街中を歩いてきたとき、どうかするとこのようなアーチ状に竹で組まれたカバーのようなものがあったので、気になっていました。
奈良在住のSNH先輩が教えてくれました。
「犬のオシッコ除け」だそうです!(犬だけでなく人の立小便も?)(笑)
「犬をやらう」勉強になりました!
「蹴上駅」
本日のゴールに到着です!
「そば酒房 徳兵衛 京都駅ビル店」
皆様、本日もお疲れ様でした!
【おまけ】
-
-
京都に来たからには、京都料理を中心に注文したのですが、「湯葉」、「田楽」は、某M会長の酒の肴には不適合だったようで、いつも(?)の「目利きの銀次」(@京都中央口駅前店) に河岸を変えました。
何故か、夜10時半頃の京都タワーの写真がありました・・・(笑)
-
以 上
【他の報告へのリンク】
-
- その① 概要
その② 1日目:伏見桃山~大岩山~稲荷
その③ 2日目オプション(1日目リベンジ編):F27標識~白菊の滝~稲荷山
その④ 2日目(本編):稲荷~清水山~蹴上(このページです)
その⑤ 3日目:蹴上~大文字山~浄土寺橋
【2日目の写真】
-
- この日の行動写真をこちらに掲載しています。
野歩の会HP
|